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1955年スタートの米テレビドラマ『保安官ワイアット・アープ』で、10年に渡り主役を務めたヒュー・オブライエンが5日、ビバリーヒルズの自宅で死去した。91歳だった。

 

『保安官ワイアット・アープ』は西部開拓時代に実在した保安官ワイアット・アープ(1848~1929)の活躍を描いた作品。実話とフィクションを巧みに織り交ぜて視聴者を引き込み、全227話の長編シリーズに成長した。クライマックスの「OK牧場の決闘」には5話が割かれ、老若男女を夢中にさせた。シリーズを通してワイアット・アープを演じたオブライエンは、1992年に「National Cowboy & Western Heritage Museum」の西部劇俳優の殿堂入りを果たし、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムにも名を刻んだ。

 

オブライエンはあまりにもワイアット・アープ役のイメージが強すぎたためか、シリーズ終了後の出演作でヒットを飛ばすことはできなかったが、俳優としてではなく若者の育成を手助けする慈善事業家として、数々の賞を受賞した。1958年、当時83歳だったアルベルト・シュヴァイツァーの「教育で最も重要なこと。それは若者に自分自身で考えることを教えるということだ」との言葉に感銘を受け、彼の中央アフリカでの医療活動に同行。一部の批評家により「売名行為だ」とレッテルを貼られたが、オブライエンはそのような心ない声を一顧だにせず、帰国後に非営利団体「HOBY(Hugh O’Brian Youth Leadership Foundation)」を設立した。

 

毎年、全国の有望な高校生1万人を対象に、リーダーシップを養うセミナーに招待するというもので、若者に「自分自身で考え、選択する自由」を与えることを目的としている。これまでに47万人を超える高校生が、このプログラムに参加しているという。