マムフォード&サンズが先月30日(日)、脳血栓の緊急手術を経て復帰したテッド・ドウェインと共に英グラストンベリー・フェスティバルの幕を閉じた。テッドは2週間前に手術を受けたばかりだが、無事に今回復帰を果たし、同バンド史上最大級のショーをグラストンベリーのピラミッド・ステージで行った。

 

フロントマンのマーカス・マムフォードは、大興奮の観客を前に、テッドが脳に血栓ができたのは、これまで激しいビートに合わせて頭を激しく上下に振る「ヘッドバンギング」をやり過ぎたからだと冗談めかして語りかけている。「テッドの奴、ステージでヘッドバングをやりすぎたから脳血栓なんてできちゃったんだ。でも今ではすごい元気だよ。医者もいつでもプレイできるって言ってたしな」「でも今夜はそのお言葉通りに、点滴につながったアイツをベッドから連れ出したいんだ」

 

初のグラストンベリー出場となるマムフォード&サンズは『ラヴァーズ・アイズ』で興奮のセットを幕開けし、『アイ・ウィル・ウェイト』『リトル・ライオン・マン』などのヒット曲を挟んで、メインセットを『ダスト・ボウル・ダンス』で締めくくっている。

 

その後、『バベル』や『ザ・ケイブ』を歌い上げた同バンドに、ザ・ヴァクシーンズ、ヴァンパイア・ウィークエンド、ザ・ステイヴスらもステージに加わり、ザ・ビートルズの『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』を大合唱してファンを沸かせている。最後にマーカスはグラストンベリーを創設した主催者のマイケル・イーヴィスに、今回のイベントに参加させてくれたことに対して感謝の言葉を投げかけている。「俺らをここに呼んでくれて、数日間も彼のフィールドでハチャメチャなことをやらせてくれたマイケル・イーヴィスとその家族に大感謝さ」

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