米国時間6日、第76回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が開催され、サンドラ・オー(47)がテレビドラマ部門の主演女優賞(ドラマ部門)を獲得した。同部門におけるノミニーは、ジュリア・ロバーツ、ケリ・ラッセルら、オー以外は全員が白人。唯一のアジア系女優が栄冠を手にした。
オーはBBCアメリカ制作のスパイスリラー『キリング・イヴ(原題)』で、英国政府の情報機関MI6のエージェント、イヴ・ポラストリを演じている。ジョディ・カマー演じる冷酷な暗殺者ヴィラネルとイヴの手に汗握る攻防は高い視聴率を稼ぎ、第1話の放映直後にシーズン2の制作が決定。日本でも2月から放映される。
韓国移民の父母のもと、カナダで生まれ育ったオー。人気ドラマシリーズ『グレイズ・アナトミー』でシーズン1からクリスティーナ・ヤン役を務め、ゴールデン・グローブ賞テレビ部門の助演女優賞を受賞するなど、主演のエレン・ポンピオに並ぶ人気を得ていた。シーズン10を最後に降板し、犯罪ドラマやアニメの声優など、様々な役柄に挑戦していた。
スピーチでは「オンマとオッパに心からの感謝を捧げます」と、母国語の言葉を交えて喜びを語った。