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米アーカンソー州で、ハンターが自分で撃ったシカに殺されるという不可解な事件が起こった。同州の狩猟監視委員会の広報担当キース・スティーヴンズ氏は「20年間ここで働いているが、最も奇妙な出来事の1つだ」と地元テレビ局KY3の取材に語っている。

 

犠牲者のトーマス・アレクサンダーさん(66)は、前装式の猟銃で雄のシカを一頭仕留めた。「どれぐらいシカをそこに放置していたかはわからないが」とスティーヴンズ氏は前置きした上で、当時の状況を説明する。「彼はシカがちゃんと絶命しているか確かめるために、シカに近づきました。するとシカはなぜか回復していて、ツノで刺してきたようなんです」

 

アレクサンダーさんは息も絶え絶えに家族に電話し、家族からの通報を受けて急行した救急隊により病院に運ばれたが、間もなく息を引き取った。

 

狩猟監視委員会は、シカを仕留めた後は30分間近づかず、動かないか見守るようハンターたちに呼びかけているという。今回のケースでは、その30分間でシカが力を取り戻してしまい、復讐に出たようだ。

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