2日の公演後、会場を後にするマドンナ(写真:Splash/アフロ) 画像を見る

ポップの女王、マドンナ(61)が怒りに燃えている。

 

現地時間5日夜、ロンドン・パラディウムで、「マダムX」ツアーの公演を行ったマドンナだが、どうやら会場でトラブルがあったようだ。翌日、マドンナはInstagramにステージを映したビデオを投稿している。

 

投稿を見ると、ラスト1曲というところで音声とライトが消され、強制的に緞帳が引かれている。客席からは演出だと信じている様子の観客が「マードンナ」「マードンナ」とアンコールを求める呼びかけが起こるが、会場内には既に煌々と客電が灯されていることがわかる。

 

これは、劇場による強制終了の措置だったと見られている。23時までとされているステージ使用期限を過ぎてもマドンナがパフォーマンスを止めなかったためだ。Variety誌によると、実際、劇場はマドンナ側に時間厳守を申し入れていたという。

 

マドンナはファンの歓声に応えるようにバックダンサーやコーラスと共にカーテンの隙間から登場し、ほぼアカペラで最後の1曲を歌い上げた。

 

マドンナはInstagramに「23時のデッドラインを5分過ぎていた。私たちはもう1曲演るつもりだったのに、パラディウムが9トンもある金属製の防火カーテンを下ろして“検閲”したのよ。幸いにも途中で止まったから、ケガ人は出なかった……動かないで私たちを待っていてくれた観客のみなさん、ありがとう。人々に力を!」と書き込み。

 

Instagramのコメント欄には公演を完遂したマドンナを賞賛する声もあるが、同ツアー中、マドンナは何度も開始時刻を大幅に遅らせたり、直前に公演そのものをキャンセルしたりしていたため、「よくやったパラディウム。これに懲りてもう二度と遅刻しないことだな」「一度、時間通りに物事を運んでみたらいいよ。そんなに難しくないから」と手厳しい意見が多い。

 

Variety誌の報道によると、ロンドン・パラディウムの広報担当者は「鉄製の防火カーテン」を下ろしたことは否定したが、これは閉めたのが「布製のカーテン」であったからということらしい。

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