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全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスは、基礎疾患のある人が感染すると重症化するリスクが高くなるといわれている。そんな中、希望をもたらすニュースが飛び込んできた。FOX Carolinaら複数メディアが、ある少年の母親が投稿したFacebookをもとに報じている。

 

米テネシー州クラークヴィルに住むジョセフ・ボスティンくん(6)は、遺伝性の難病「嚢胞性線維症」を患っている。これは、肺や消化管に粘度の高い分泌物が溜まり、臓器の働きを妨げる疾病。アジア人の症例は少ないが、日本でも指定難病とされている。そんな病気と戦うジョセフくんが新型コロナウイルスに感染してしまったのは先月半ばのことだった。深刻な合併症を引き起こす可能性が高いため、母親のサブリナさんはFacebookに息子の病状を綴ってフォロワーに報告することにした。

 

20日には「ジョセフがCOVID-19陽性と判定されてしまいました! 熱と咳が出て倦怠感があるみたい。保健局に連絡したら1、2週間の自宅隔離をと言われました」。

 

翌日には酸素吸入器を着けながらではあるものの、起き上がって勉強をしているジョセフくんの写真をFacebook上にシェア。その後、熱は上がったり下がったりを繰り返し、咳や頭痛は断続的に続いたようだが、27日には「今朝は熱もなく、笑顔で朝食を食べています!」、そして31日には「ほとんど以前と同じ生活に戻りました」と嬉しい報告が続いた。

 

4月2日にはジョセフくん自身が、「ぼくは嚢胞性線維症の戦士! COVID-19を倒したよ!」と笑顔の”回復宣言”をFacebook上に投稿したビデオで見せている。コメント欄は祝福のメッセージが溢れている。

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