外出制限のもと、お菓子を焼いて写真をシェアしたり、オンラインで繋がって飲み会をしたりと、様々な工夫で楽しさや喜びを見出そうとする人々が増えている。カナダのCBCによると、ブリティッシュ・コロンビア州サーニッチに住む6歳の“コメディアン”は、自宅の前に「ジョーク・スタンド」なるものを設置し、皆に笑いを届けているという。
キャラハン・マクローリンくん(6)が両親に協力してもらって設営した「Drive-by/walk-by joke stand」。車でも徒歩でも立ち寄れるジョーク屋台、といったところだろうか。ふらっと寄れば、キャラハンくんがいわゆるジョークを披露して笑わせてくれるというものだ。キャラハンくんはCBCに対し、「世界中にストレスがあふれてるから、みんなを笑わせたかったんだ」と答えている。
彼がジョークに目覚めたのは、半年ほど前に子ども向けのジョーク本を買ってもらったことがきっかけだったという。キャラハンくんの母ケルシーさんは、Yahoo! Lifeの取材に対し、「この6カ月というもの、キャラハンは私たちに一行ジョークやノックノック・ジョーク(Q&A形式のだじゃれ)を家族に言いまくっていました。そろそろ新しいお客さんに披露するときがきたな、と思ったんです」と語る。
スタンドは今月14日に開業。SNSでの宣伝の効果もあり、友人や近所の人がたびたびジョークを聞きに訪れ、評判も上々だという。また、立ち寄らずとも車から手を振ってくれる人が多く、それだけでも笑顔が生まれている。
この話題を報じたツイートに、俳優のライアン・レイノルズ(43)が「ヒーローだ」とリプライと送り、さらにキャラハンくんの試みが広く知られることになった。
彼は今日も「赤、白、青、これなーんだ? 答えは泣いてるキャンディケインだよ」と本で学んだジョークを披露しているに違いない。