カイロ国際映画祭(2016)のレッドカーペットに登場したエル=マスリー(写真:AP/アフロ) 画像を見る

エジプトの人気ベリーダンサー、サマ・エル=マスリー(42)が禁固3年と罰金30万エジプトポンド(約200万円)の刑を言い渡されたとアルジャジーラが報じている。罪状は「ソーシャルメディアでの不道徳行為及び淫蕩」。

 

エル=マスリーは4月、TikTokとInstagramでシェアしたコンテンツに性的な意図が含まれているとして当局に拘束された。彼女は、問題の写真や動画は昨年携帯電話に不正アクセスされた際に盗み取られたものであり、同意なく公開されたと主張。しかしカイロの裁判所は、彼女がエジプトにおける家族の原則や価値観を冒涜しただけでなく、不道徳を犯す目的でソーシャルメディアを利用したと判断したという。

 

国会議員のジョン・タラアト氏は、「自由と放蕩(思うままに振る舞うこと)との間には大きな隔たりがある」として、エル=マスリーを含めた女性ティックトッカーへの法的措置とソーシャルメディアにおけるモラルの遵守を求めている。

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