英国の情報番組「Good Morning Britain」で週3日ホストを務めるピアーズ・モーガン(55)は、“反メーガン妃”の急先鋒として知られる。
故郷の米国に戻ったメーガン妃(39)は20日、超党派団体「When We All Vote」のオンラインイベントに出演。When We All Voteはミシェル・オバマ共同議長らのもと、11月の大統領選挙への投票を呼びかける活動を行っている。メーガン妃はスピーチで女性の投票を促し、「来たるべき未来のために変革を」と呼びかけた。
これにモーガンがTwitterで猛然と噛み付いた。
「女王はサセックス公爵夫妻からこの肩書を剥奪すべきだ。外国の選挙にこうまでぬけぬけと口を出すような彼らはもう王族ではいられない」
英王室は、伝統的に政治に対しては中立の立場を貫いてきた。女王以下王室メンバーはいかなる選挙においても投票はしない。メーガン妃は、公務を行う高位王族からは退いたものの、未だに「サセックス公爵夫人」という肩書は外れておらず、英国のロイヤルファミリーの一員であることに変わりはない。しかし、世界で最も注目される選挙である米大統領選に関するイベントに、明言はしないまでも民主党支持者として参加。「変革」を促すということは現トランプ政権への批判を意味し、極めて政治色の強い発言をしたことになる。
モーガンのツイートにはコメントや引用が殺到。「英国民全員の声を代弁してくれた。彼女の行為は実に不遜だ」と彼に賛同するものと、「メーガンはアメリカ人ですよ。彼女にしてみれば外国の選挙じゃない。なぜ彼女にそこまで執着するんですか?」といったメーガン妃寄りのコメントで意見が分かれた。
喧々囂々のツイート合戦に、ベテラン女優で反トランプ派のベット・ミドラー(74)も「oh… f●ck off(あー、くそくらえ)」と汚い言葉で罵りながら参加するなど、メーガン妃周辺は様々なイデオロギーの乱戦状態となっている。