新型コロナウイルスの新規感染者数が連日約2万人を記録しているタイ。なかでも“わざと”感染する人々が社会問題化しているという。
「西日本新聞」によると、意図的に感染する人々のほとんどの目的は「コロナ保険金」。タイでは年100~500バーツ(約330~1,600円)ほど支払うと、陽性と判明すれば年齢に関係なく10万~数十万バーツを受け取れる保険が数社で販売されている。コロナ禍による困窮した人々たちの間でこの保険金を目的とした“意図的感染”が広まっているという。
また12日、同型保険の支払いは7月までは約40億バーツだったが、8月には80億バーツに急増したことを「テレ朝news」は報じていた。
このような事態にSNS上では悲嘆する声が。
《悲しすぎる……》
《理解し難いね……いくらお金が欲しくても感染したいとは思わないし死んだら元も子もない》
《感染者への支援方法を間違えるとより国民が苦しむ結果となるのか》
しかし、いっぽうで意図的感染に“共感”する声も少なからずあった。
《同じ立場だったら俺もするかなぁ……》
《そこまで追い込まれているし、自分の生命より家族を食べさせることの方が大切だと思う優しきタイ人の性分だと思う。肯定しにくいが、否定も出来ない》
《貧困で明日も生きられないぐらいやったらわざと感染してやるやろなあ私も》