■チャールズ皇太子とカミラ夫人の絆
カミラ夫人は結婚後、慣習で名乗るはずのプリンセル・オブ・ウェールズ(ウェールズ公妃)ではなく、コーンウォール公爵夫人の称号を名乗り続けてきた。
74歳になる公爵夫人は、100以上の慈善団体で役職を担い、識字率の向上、DV被害者や高齢者の支援など、多くの社会問題に積極的に取り組んできた。
頭の回転が速く、ユーモアのセンスに長けていて、公務先ではいつも人々を笑わせていると、Fox Newsはカミラ夫人を評している。
2019年に制作されたドキュメンタリー番組「The Real Camilla(本当のカミラ)」で、約1年間に渡りカミラ夫人に密着したプロデューサーのジュリエット・ライスは、Fox Newsの取材に応え、当時を次のように振り返っている。
「彼女は信じられないほど聞き上手なんです。彼女とチャールズ皇太子は、見事にお互いを支え合っていますし、公の場に出るときでも素晴らしい相乗効果を発揮するんです。見ていて楽しいですよ。
彼らのように、一緒に心から笑い合いながら仕事をするのは最高なことだと思います。最強の2人ですよ。ドキュメンタリーの中でも、誰もがカミラ夫人はチャールズの心の支えだと話しています。
それに彼女は、犬を愛し、馬を愛し、ガーデニングが好きな”普通の”イギリス女性なんです。だからこそ親しみやすい。
決して偉ぶったところがなく、陽気で、一緒にいて楽しい。そうしたことは、良い結婚生活を過ごしていくための、最高の要素の一つになっていると思います」
次期国王にとっての最高の伴侶は、英国民に愛される王妃となれるのだろうか――。