テスラ社CEOのイーロン・マスクと、パートナーであるアーティスト、グライムス(33)の間に第二子が誕生していたことがわかった。3月10日発売のVanity Fair誌で、その一連のいきさつが綴られている。
同誌のデヴィン・ゴードン記者が、取材のためグライムスの自宅を訪れた際、2階から赤ちゃんの泣き声がすることに気がついた。一昨年5月に生まれた第一子の「X AE A-12」(通称はX)は、もうすぐ2歳。明らかに彼の声とは思えなかったという。
「グライムスがうろたえていることに気が付いたが、私は何も言わず先に進めることにした」とゴードン記者はVanity Fair誌に綴っている。だが、一向に止まない泣き声に、ゴードン記者は意を決して訊ねた。
「私は覚悟を決めて、私のキャリアで最も奇妙な質問を投げかけたのだ。『グライムス、あなたの人生に、赤ちゃんがもう1人いるのですか?』と」
グライムスはためらいがちに、次のように語り始めたという。
「このことについては自由に話せないの。私たち家族に何が起こっているにせよ、私は子どもたちがそれに関わらないようにする必要があると感じているんです。Xはここにはいない。
つまり、E(イーロン)はXのことを弟子のように思っていて、彼をあらゆる場所に連れて行っているんです……Xは今はいない。彼の状況はそんな感じ」
結局グライムスは、赤ちゃんの存在を認め、「あの子、ちょっとコリック気味なの」と笑って顔を覆い、「私、何考えてたんだろ…」と取材の日に赤ちゃんを家から連れ出しておかなかったことへの後悔ともとれる独り言をつぶやいたそうだ。
赤ちゃんは、12月に代理出産で誕生した女児だと、USA TODAYは報じている。名前は「Exa Dark Siderael Musk」、通称としてYと呼んでいるそうだ。
マスクとグライムスには破局説も報じられたこともあったが、現在も関係は良好だという。ただし、一緒に住んでいるわけではない。グライムスはVanity Fair誌に対して、こうコメントを寄せた。
「ぴったりあてはまる言葉はないんだけど、彼のことは彼氏って呼びたいかな。でも、私たちはとても流動的なの。
私たちは別々の家に住んでる。私たちは親友同士。いつでも会いたい時に会ってる。
2人とも、自分のやるべきことをやっているだけで、他人に理解してもらおうとは思っていないわ。今がこれまででいちばんいい感じ。自由にやっていきたいの」
マスクとグライムスは、もっと子どもを作りたいと思っているようで、こう続けたという。
「私たち、少なくとも3人か4人はほしいって、ずっと思ってるの」