米テキサス州で、警官にツバを吐くなど反抗的な態度を取った男に有罪判決が下ったが、その量刑が重すぎると話題になっている。
地元ニュースサイトEverythingLubbock.comによると、被告ラリー・ピアソン(36)は昨年5月、女性を複数回殴った容疑で逮捕され、パトカーに乗せられた。女性が逮捕されなかったことに腹を立てたピアソンはパトカーのドアを蹴り始め、外からドアを開けた警官に対しツバを吐きかけたという。
家庭内暴力と公務員への嫌がらせの計2件の罪で起訴され、裁判が行われた。担当検事のジェシカ・ゴーマンは最終弁論で陪審員にピアソンの加重強盗と家庭内暴力の前科を強調し、「被告だけではなく、社会へのメッセージとなるようなご判断を」と呼びかけたそうだ。その結果、12日の判決でピアソンに言い渡された量刑は懲役70年という非常に重いものとなった。
ゴーマン検事は「これまでに何も問題を起こしていなかったならば、70年の刑になどなることはなかったのです」と地元テレビ局への取材で語ったという。