KARAに続き、少女時代も日本デビューするなど、女性ユニットの躍進で熱いK-POP界。数々のSTARを発掘した名物スカウトマンが舞台裏を初告白!

「あるオーディションの書類審査にパスしなかった女のコたちのプロフィールを見ていると、1枚の写真に目がくぎ付けとなりました。ルックスは人並みですが、そのコは強烈なインパクトを放っていた。私はさっそく彼女に連絡をとって、改めてオーディションをしました。それが、当時小学5年生だった『少女時代』のヒョヨン(20)だったんです」
そう振り返るのは、かつて韓国の大手芸能事務所「SMエンターテインメント」社でマネージャーを務めていたキム・スヒョンさん(40)。
キムさんは、9月の日本デビューを控え、8月25日に東京・有明コロシアムで初ライブを行った韓国の9人組ガールズユニット「少女時代」のプロデュースに携わった人物。さらに、日本でも活躍中のジョンフン(30)や、CM女王のイ・ヒョリ(31)を発掘した名物スカウトマンとしても知られている。
「ジョンフンは’98年に開催された歌謡大会で初めて会いました。言葉にはできない“何か”を感じてずっと注目して、事務所を紹介したんです。
当時の事務所はユニットとしてデビューさせたのですが、私はソロがいいと最初から感じていました。今のソロ活動でのブレイクは私の直感が当たっていたのだと思います」
実は今の韓国芸能界ではスカウトをきっかけに芸能界入りするケースは少なくなっており、オーディションや芸能事務所の練習生を経てデビューを目指すのが一般的だそう。
「そのため、専門のスカウトマンはほとんど存在せず、新人発掘からその後のプロデュースまでを総合的に行う“キャスティング・プロデューサー”として活動する人が増えましたね」(キムさん)
しかし、目利きのスカウトマンによって見いだされ、現在も芸能界の第一線で活躍するSTARは少なくない。
たとえば、今秋公開の映画『晩秋』に主演するヒョンビン(27)もその1人だ。
「高校時代、ヒョンビンが友人のバイクに同乗していると、背後から猛追してきた車が停止を求めてきた。
2人は、てっきり違反をとがめる警察車両だと思ったそうですが、名刺を差し出したのは芸能事務所のスカウトマン。ヒョンビンはこれがきっかけで芸能界入りを果たしました」(韓国・女性誌記者)
前出のキムさんによれば、「どんな場所でも、ひたすら目を動かし続けて人を観察するのがスカウトマンの習性。コンサート会場などでも、お客さんの中にキラリと光る人材がいないか探しています」
チャン・ドンゴン(38)やチョン・ウソン(37)のように、アルバイト先でスカウトされた例もある。
「ドンゴンは大学浪人時代、予備校の費用を稼ぐため工事現場をはじめさまざまなアルバイトをしていましたが、行く先々でそのルックスが話題となり、スカウトマンに目を付けられるようになりました。
高校卒業後に狎鴎亭のカフェでアルバイトをしていたウソンも、店の常連だった芸能事務所スタッフにスカウトされています」(前出・記者)
また、人気ドラマ『推奴』(KBS)のオ・ジホ(34)にはこんなエピソードがある。
「高校2年でソウルに出てきた彼は、レンタルビデオ店やカフェで働いていました。
いずれも潰れる寸前の店でしたが、『二枚目の店員がいる』と口コミで広がり、店は大繁盛。それを聞きつけたスカウトマンが彼を訪ね、デビューが決まりました」(記者)
一方で、SS501のキム・ヒョンジュン(24)は中学卒業直後に路上スカウトがきっかけで芸能界入りしたが、
「5人組のアイドルとしてデビューするため、日夜激しい練習を続けていましたが、突然事務所が倒産。デビュー話もなくなり、次に所属した事務所では中国でのデビューを持ちかけられたそうです」(同)と、受難続きだったそう。
前出のキムさんが語る。
「韓国でスカウト制度が衰退したのは、こうしたトラブルが多発したからです。
ほかにも、スカウトを装ってタレント養成塾に勧誘したり、女性を騙してポルノビデオ出演を強要するなど悪質な事件が起きたため、スカウトマンの信用が著しく低下してしまいました」
10月30日に日本公開される映画『義兄弟』に主演、9月13日からジャパン・プレミアで来日するカン・ドンウォン(29)も、「(スカウトされた)最初の事務所では雑用ばかりで家にも帰してもらえず、両親が交渉してようやく事務所をやめることができました」と、韓国メディアで語っている。


“瀬戸際”ユンホを再生させた方法とは

「私はスカウトする際には、そのコの家庭環境も重視します。お金が目的で芸能界入りを希望するコは、たとえスターになってもお金に流されてしまう危険性があるからです」
そう語るキムさんの持論は、「芸能人は努力してなれるものではない」——。
ところが、その持論を唯一覆したのが、かつてキムさんが育成を担当した東方神起のジュンス(23)だったという。
「私はジュンスが小学生のときから練習風景をそばで見てきましたが、それはまさに『血を見るような』特訓の連続でした。そうした努力を重ねた結果が、今のジュンスをつくったのだと思います」
現在、芸能事務所・シャイニンプロダクションの代表を務めるキムさんは、SM社在籍中、ドロップアウトの瀬戸際にあった練習生時代のユンホ(24)を“再生”させた経験を持つ。
「ユンホは歌が抜群にうまいわけでもなく、特段の才能が感じられないという理由で、SM社の練習生をやめさせられそうになったことがあります。しかし私はユンホに大きな可能性を感じており、別の歌手のステージに、彼をラッパーとして起用しました。
ステージではユンホのパフォーマンスが大受けし、彼の新しい可能性を証明できた。SM社幹部の反応もよく、再び練習生としてレッスンを受けられるようになったんです」

キムさんは、自身が掘り当て磨きをかけたSTARの活躍をダイヤの輝きを見つめるような眼差しで見守っている。

 

ヨン様 HOT通信 ほほえみプロジェクト最近報告〝保育器寄贈’日本8病院全公開

8月29日に38歳の誕生日を迎えたヨン様。チャリティ企画『ほほえみプロジェクト』の一環として“プレゼント”した新生児保育器の寄贈先病院が公式発表された。
4月に訪問した神奈川こども医療センターをはじめ、国際医療福祉大学附属病院(栃木県)、帝京大学医学部附属病院(東京都)、愛育病院(東京都)、聖隷浜松病院(静岡県)、大阪府立母子保健総合医療センター、鹿児島市立病院、沖縄県立中部病院の計8病院。
保育器はヨン様のサイン入りプレート付きだという。

最近のヨン様の近況は?
「12月14日、東京ドームで開催のチャリティ・イベント&次回作『ドリームハイ』の準備に時間を費やしている最中です」(関係者)
『ドリームハイ』はすでにオーディションを開催中だった。
「ヨン様自ら、送られてきた書類や映像を見て厳しく審査しているそうです」(関係者)
38歳になったヨン様の円熟した“艶技”が待ち遠しい!

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