ノ・ミヌ初の悪役!? KBS 2TV月火ドラマ『刀と花』は優れた演出と斬新な映像美で”韓流時代劇版ロミオとジュリエット”といわれた秀作。なにより話題になったのは狂気じみた演技を見せたノ・ ミヌくん。あの美しい顔立ちで王位に執着し反乱を夢見る野心溢れる役を演じたことから“第2のピダム(『善徳女王』でのキム・ナムギルの役名)”とも呼ばれドラマ中盤から最終回にかけて強い緊張感を与え続けた秀逸な演技は高い評価を受けました。要は、背筋も凍る悪役。今まで演じてきた『パスタ~恋が出来るまで~』のフィリップ、『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』のトンジュ先生、『フルハウス TAKE2』のイ・テイクと数々のキャラクターが結実し最高の悪役の誕生となったわけです。ファンにとっては演技の評価が高いのはうれしいけれど…ちょっと複雑なところですよね。まぁ、役柄が悪役とはいえ普段のミヌ君に変わるところはなし(笑)。徹夜続きの撮影で大変疲れている中、快く取材を受けてくれました。

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―お忙しいスケジュールの中、今回のドラマ出演を決めた理由を教えてください。

 

やっぱりキャラクターがとても気に入っていたので絶対やりたいと思いました。普段、お坊ちゃんのようなキャラクターとか役割の話が多かったので、なかなかやれるチャンスのないキャラクターだったため欲張って出演を決めたんです。

 

―今回の『刀と花』のヨンナムセンを演じるにあたって研究したことや工夫したことを教えてください。

 

僕の中にある無意識的な堂々さとか、或は邪悪な心、そういう人間の本能的な部分をできるだけたくさん引き出そうと努力しました。準備期間の少ない中で撮影に入ったので結構心配でしたが、台詞が多いわりには思ったより読みこめて、楽しく演技をやらせていただいてます。

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―ノ・ミヌさんが考えるヨンナムセンのキャラクターは?

 

ヨンナムセンはとても自信があり、父親のカリスマをそのまま譲り受けた人。現代でいうといわゆる金持ちの邪悪なお坊ちゃん(笑)。彼は自分がいつも最高だと思い、何でも独り占めしたいと思っている。でも父親の存在で2番目におかれる。だからどんどん邪悪になっていくと思います。そういう僕の演じるヨンナムセンという役はドラマに強い緊張感を与える役割なので、それを演じるのがとても楽しいです。

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―ノ・ミヌさん演じるヨンナムセンは韓国では「第2のピダム」ともいわれ大人気ですが演じての感想は?

 

実は次の作品はロマンチックコメディーを考えていましたが、時代劇のキャスティングを提案されたんです。最近は時代劇が大人気でしたが、ちょっと我慢しようとも思っていたんです。でも、優しくいい男のキャラではなかったのでやることにしました。悪い男=邪悪なヨンナムセンを演じることで次の甘~いロマンチックコメディーのような現代劇ではそのギャップが倍以上になるのではないかと期待してます。

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―OSTでバラード『悲華』をレコーディングされたそうですが、どの様な曲ですか?

 

僕が作詞、作曲した『悲華』はミディアムテンポにロックを加えたバラード曲です。時代劇なので、できるだけ東洋的なメロディーやハーモニーを使おうと努力しました。実はこの曲の歌詞とメロディーを全てここ、ムンキョンセジェ(撮影現場)で夜、一晩で書いたんです。

 

―それでは日本のファンへメッセージを。

 

今日も日本の患者さん達が用意してくださったおかげで美味しい夕飯、ご馳走様でした。最近、患者さんたちがとても積極的で推進力が強いということに再び気づきました。僕を支えてくださる心強い支柱であるため僕がいつも倒れず夢を一つ一つ叶えていくことができるのだと思います。今までの通り続けて僕のこと見守ってください。僕ももちろん、皆さんの一度だけの人生に良い思い出がたくさんできるよう頑張ります。

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写真を撮るときは女性自身の読者が好きそうな写真=例えば顔アップや面白い表情など、自ら演出するほどの気遣いを見せてくれたノ・ミヌくん。『刀と花』の日本公開、本当に待たれますよね。その時は、もちろん一番に報告します!

 

撮影/HISTORY

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