JYJ 涙でのんだ和解の条件は「東方神起との完全決別」
「元の事務所との不合理な部分をめぐって争ったわけで、東方神起を離れたかったわけではなかった。ファンの皆さんに申し訳ないと思っている。もう東方神起という名前ではファンのみなさんに挨拶をすることができないのは残念です…」
11月29日、ワールドツアー中のドイツで苦渋の心境を明かしたのは、JYJのジュンス(25)。前日の28日、09年7月から泥沼訴訟合戦が続いていたJYJと元所属事務所SMエンタテインメント(以下SM社)が和解したと報じられた。
ソウル聯合ニュースによると、SM社は和解に至る経緯を、こう説明している。
「(JYJの)3人が、東方神起として活動する意思がないことが確認できたので、これ以上、マネージメントする必要がないと判断した。近日中に裁判を終える。東方神起として活躍するユンホとチャンミンに不必要な被害が及ばないことを優先して判断した」
韓国の音楽関係者は今回の和解の背景についてこう語る。
「SM社は、東方神起とJYJが“お互いの活動に干渉しない”という合意書も取り交わしました。つまり、JYJが、“2度と東方神起として活動しない”ことを和解の条件としたわけです。現状では、メンバー5人で活動する可能性はなくなりました
それでも、今回の和解によって、JYJの活動に“明るい兆し”が見えたという。
「JYJ側は今回、『調停の成立により、一部の放送活動の制約が改善されることを願う』とコメントしていました。和解により音楽番組出演や音楽イベントの出演は、徐々に可能になると思います。ただ、JYJと東方神起が音楽番組などで、共演するのには時間がかかるでしょう」(前出・音楽関係者)
今回の和解を機に、JYJそして東方神起は、また新たなステージに入る――。