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@京セラドーム大阪  2014.06.22

 

「大阪のみんな、元気ですか?今日はしょっぱなから気合入れてるんです。全力で行きたいと思います!」というユンホと、「ここ大阪はいつもホンマ、熱い街だと思います!」というチャンミン。白の乗馬風パンツにロングブーツ、ジャケット姿で登場したふたりを、4万5000人のファンが大歓声で迎えた。

 

4月22日の横浜アリーナから始まり、全11か所29公演で60万人の動員数を記録した『東方神起 LIVE TOUR 2014~TREE~』が、6月22日、大阪の京セラドームで最終日を迎えた。2012年から連続3年単独ツアーを行い、合計動員数200万人の記録を打ち立てた。これは、海外アーティストでは最速かつ最多だという。

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チャンミンが「みなさん、ご存じだと思いますが、アルバムのタイトルになっているこれは何でしょう?」と観客席に問いかけると、ファンたちが「TREE!」と答え、ユンホが、「ツリー、じゃないよ。『トゥース!』みたいに、トゥリー!」と発音を訂正する場面も。3月5日に発売されたアルバム名でもあり、今回のツアーは、このアルバムの収録曲を中心に構成。ステージの映像でも、木をモチーフにした映像が登場し、ショートムービーのような凝ったつくりでダイナミックな世界を見せた。

 

「何で“木”に決めたの?って思った人、いるかもしれないですよね。どういう意味か、教えてください」とチャンミンがユンホに問いかけると、「みなさんにいただいた愛が雨と栄養になって成長して1本の木になった。もっとそれを育んでいきたいなと思って、『TREE』に決めました」と、ユンホ。

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「『大きな木』という絵本に、木と少年が出てきて年を取りながら喜びや幸せを分かちあっていく関係が書いてあって。僕たちもファンのみなさんとそんな関係になりたいと思います」(チャンミン)、「よくまとめてくれてありがとう」(ユンホ)、「どういたしまして。僕の役割です」(チャンミン)と、息の合った掛け合いトークで、ファンを楽しませた。

 

噴水を使ったセットもあり、6mの高さまで噴水が上がるほか、「テレスコリフター」と呼ばれる、ひとりずつ8mの高さまで上昇する小さい舞台も用意され、立体的な舞台演出を見せる。『SURI SURI』では、ダンサーとのからみで背負い投げなどのアクションを、『Something』ではロープを使ったユニークなダンスを披露。スタイリッシュな曲調に合わせてのミュージカル風の演出だ。

 

さらに『Why?』でユンホが「ガンガン行くぜ!」と絶叫し、ステージを縦横無尽に走り回る。アンコールの『miss you』では、「この曲、いいですねー。8年前はふたりとも肌がきれいだったね。目もキラキラしてたし。ちょっと老けたかもしれないけど、男の年輪だね」と語る。「テレスコリフター」に乗った後チャンミンは、「あれに乗ると歌に集中できなくて(笑)」と、ちょっと怖がりで高所恐怖症的なコメントも。

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さらに「夏の抑えきれない情熱を歌った曲です」(ユンホ)という6月11日に発売された新曲『Sweat』を披露。最後に『Good-bye for now』をファンと合唱した。「今日は楽しかったですか?僕らはこれからも進化すると思うので、応援してください」(ユンホ)、「今日は最後だから、一人一人のみんなの顔をよく見てみようと思って。そしたら幸せそうな顔をしてて。そういうアーティストになれて、ひとりの人間として幸せを感じていました」と、全26曲、3時間半歌い上げたふたりは、ステージから深々と頭を下げた。

 

このツアーのライブDVD&Blu-rayが8月27日に発売予定。7月20日には、フジテレビNEXTで、独占インタビューを交えたライブ番組も放送される。いずれもタイトルは、ツアー名と同じで、『東方神起 LIVE TOUR 2014~TREE~』。

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