歌手チョン・ジュニョン(27)を性的暴力の容疑で訴えたが、取り下げた女性A氏が、事件が検察に送致されたあと、数回におよんでチョン・ジュニョンへの無実を主張する嘆願書を提出したことがわかった。
A氏は彼が記者会見を行った25日の午前にも、検察に再度嘆願書を提出し、チョン・ジュニョンに容疑がないことを主張した。
A氏はチョン・ジュニョンが記者会見を行った5時間後であるこの日の夜10時ころ、THE FACTとの電話取材で「告訴したのは間違いないが、誤解を解き事件がうまく解決したと思ったが、あとからメディアで報道になり、すごく苦しんでいる」とし、「どんな処罰も求めていない。早急に終わることを願う」と話した。
彼女はこの日の午前、検察に提出した嘆願書の全文をメッセンジャーを通じて自ら公開した。
今年の8月、チョン・ジュニョンを性的暴力犯罪の処罰などに関する特例法の違反容疑で告訴したA氏は、その後、事件がチョン・ジュニョンの「盗撮」へフォーカスがあたることになり、新たな議論に発展すると、変質された内容を正しくして、精神的な苦痛を訴えるために書いた嘆願書の内容を公開することにしたと、理由を明かした。
A氏は、「メディアの報道だけは望んでいなかったが、先週の金曜日(23日)の夜はとても大きな衝撃を受けた。チョン・ジュニョンがまだ容疑なしの処分を受けていない事実を利用し、メディアではチョン・ジュニョンを犯罪者扱いにした」と述べつつ、「彼とは誤解が解いて、各自の場所でお互いを応援し、良い関係を維持している。検事も私が虚偽告訴で処罰を受けないと言っていて、調査直後には、チョン・ジュニョンが容疑なしになると伝えていた」と説明した。
また彼女は、「先週の金曜日、事実の可否が確認されていた捜査の進行状況と、チョン・ジュニョンと私の供述内容まで勝手に変質された報道が伝えられ、私のプライバシーは酷く侵害された。記事やネットユーザーのコメントは両親に大きな傷を与えている。どんな親であれ、娘が性関係を盗撮されたということに衝撃を受けないはずがない。今も大きな苦痛を受けている。メディアの報道後、1食もできず、睡眠もまともにできない」と、辛い心境を訴えた。
最後に彼女は、「検事が速やかに容疑なしの処分をくだすことを切に願っている。保護されるべきプライバシーが全国民に知らされ、めった切りにされている心情を少しでも考えてくださるようにお願いしたい」と付け加えた。
(画像/A氏が検察に提出した嘆願書のコピー。|提供者:A氏)
■以下は、A氏が検察に提出した嘆願書の全文
こんにちは。こうしてまたご挨拶することになり、非常に遺憾であります。本当にメディアの報道だけは望んでいませんでしたが、先日の金曜日の夜、とても大きな衝撃を受けました。チョン・ジュニョンがまだ容疑なしの処分を受けていない事実を利用し、メディアからはチョン・ジュニョンに犯罪者の焼印を焼き付けました。
検事様もご存知のように、私はチョン・ジュニョンと誤解を解き、各自の場所でお互いを応援しながら良い関係を維持しています。
検事様も私の検察調査の当日に、私が虚偽告訴で処罰を受けないとおっしゃい、(被害者である私も調査を受けながら、チョン・ジュニョンに容疑がないと確実に分かりましたため」調査直後、私はチョン・ジュニョンに容疑なしを受けるはずだと伝えました。
先日金曜日以降、事実の可否が確認されていない捜査の進行状況と、チョン・ジュニョンと私の供述内容まで勝手に変質された報道が伝えられ、私のプライバシーは酷く侵害されました。
その記事とコメントは今この瞬間にも絶えなく上がっていて、私の両親にもっと大きな傷を与えています。どんな親であれ、娘が性関係を盗撮されたということには衝撃を受けないはずがないと思います。
私は今とても大きな苦痛に苦しんでいます。(これはチョン・ジュニョンに会って、ケンカしたこととは比べられないくらい、もっと大きな苦痛です)。メディアで事件が報道されたあと、1食もできず、睡眠もまともにできていません。
検察の召喚調査を受け、うまく終わったと思い、ついに心配なく学業に熱中していました。しかし、再び私は苦痛に苦しむことになり、30時間が経つまで不安で震えること以外、何もできません。(両親は私にインタビューの要請がくるのではないか、身元が公開されるのではないか心配しながら、私が近所さえ外出もできないようにしています)
検事様の速やかな容疑なしの処分が、もう本当に私のためにも切に思います。お願いします。私のプライバシーが全国民に間違えて知らされ、めった切りにされている私の心情を、少しでも考えてくださるようお願い申し上げます。
ありがとうございます。
(記事提供/THE FACT JAPAN)
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