RAIN(ピ)再ブレークの理由、「ダサい」ネット評を逆手に

韓国歌手のRAIN(ピ/37)が、韓国で2度目の全盛期を迎えている。5月18日には、中国の化粧品ブランド『GRE-KRITI』のイメージキャラクターに起用され、再ブレイクの波は海外まで広がっている。

 

RAINは、’02年に『悪い男』でソロシンガーとしてデビュー。’07年には、韓国人アーティストとして初めて東京ドーム公演を成功させた“元祖韓流スター”だ。デビュー初期から本名のチョン・ジフンを使って俳優としても活動。’04年の主演ドラマ『フルハウス』は韓国で視聴率40%超えの大ヒットを記録している。

 

韓国では「ワールドスター」の愛称で親しまれ、’17年には国民的女優キム・テヒ(40)と結婚。一男一女の父でもある。

 

そんなRAINが、現在、韓国の若者を中心に再ブレイク。きっかけは、’17年12月にリリースした楽曲『GANG』だが、発売から2年以上経った今、なぜ人気が急上昇したのだろうか。

 

防弾チョッキのような衣装、大きく「RAIN」と書かれた帽子、ゴリラを彷彿とさせるワイルドなダンス……と『GANG』は、ひと昔前のK-POPを彷彿とさせる要素が満載だ。歌詞には、「王の帰還 後輩たちは忙しくなる」「華やかな照明が俺を包み込む」「悪いオッパ(お兄さん)が舞台を再び濡らす」など、RAINの自己愛が全面に出ている。

 

リリース当時は「時代遅れだ」といった酷評が多く、鳴かず飛ばずに終わった。しかし、今年に入って一部のネットユーザーを中心に『GANG』が流行。YouTubeで配信されている公式ミュージックビデオは、今年5月1日から7日の一週間で再生回数を57万回以上伸ばし、18日現在で849万回を突破した。

 

動画には「王の帰還なのになぜ後輩が忙しくなるのですか」「恥ずかしい出来事があったけど、RAINよりはマシだと思えた」「誰も止めてくれる人がいなかったんだろうな」「どうか初心を忘れてください」と9万件におよぶコメントが殺到。特に笑いを呼んだコメントだけを集めた非公式の動画が第9弾まで配信されるほど、一大ブームを巻き起こしている。

 

コメントを読むために動画を繰り返し見る人が続出し、1日1回は視聴するという意味の「1日1GANG」という言葉も誕生。一般人による『GANG』のカバーダンス動画も多く投稿され、中には再生数が200万回を超えるものもある。

 

あくまでYouTube内でのブームであったため、《RAINがこれを知ったら気分を悪くするかもしれない》と心配するコメントもあった。

 

しかし、RAINは世間の予想を裏切り5月16日放送のバラエティ番組『遊ぶなら何する?』に出演。「1日2GANGほどする」というMCに向かって「その程度じゃさみしい。1日3GANGはしないと。僕は平日3GANG、週末は7GANGしますよ!」とノリノリで言及したのだ。

 

「曲がダサい」という指摘については「知っています。ただ、その後(リリース後)に知ったんです」と笑顔で返答。また、妻のキム・テヒも“GANGブーム”を認識しているといい、「面白くていいじゃないと言ってくれています」と明かした。

 

視聴者たちは《正直、辛辣なコメントばかりで本人が見たら傷ついてもおかしくないのに、笑いに変えて受け入れる姿を見て、本物の一流を知った》《RAINのメンタルがかっこいい。見習いたい》と、ネット上の“イジり”を寛容に受け入れる姿勢を称賛。

 

RAINのCM起用を要望する声も多く、韓国のワールドスターの復活に注目が集まっている。

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