学歴も職業も財力もすべて嘘 外資系金融マン夫は契約警備員
画像を見る

11月8日、ソウルでショッキングな詐欺事件の判決が下された。

 

「永遠の愛を誓います」

 

資産家の夫と華やかな結婚式を挙げたAさん。大勢の招待客に囲まれて幸せの絶頂にいたAさんは、その後、不幸のどん底に突き落とされることになる。

 

Aさんが知人の紹介でキム容疑者(39)と出会ったのは2009年。外資系の金融マンで、ソウル市内にビルを1棟持つ資産家という触れ込みだった。二人は恋人関係へと発展し、まもなく結婚。

 

「しかしこの結婚式、実は出席していたキム容疑者の母親も金融機関の同僚も、代理出席のサービス会社から派遣された人たちだったのです」(韓国紙記者)

 

Aさんは夫婦生活を送りながら、2012年から2014年にかけて、7回にわたり計5,845万ウォン(約550万円)を巻き上げられる。

 

「金融機関に勤める同期たちは、融資の実績が増えると成果給が上がるらしい。貸してやったら成果給の10%をバックしてくれるんだ」

 

夫を信じ切っていたAさんは、この架空の投資のために、貯金を少しずつ切り崩していったという。

 

「被害はAさんの家族にも及んでいました。Aさんの母親には『イスラエル武器関連の投資で2倍以上の収益が得られる』とウソをつき、900万ウォン(85万円)を二度受け取っていたのです。Aさんの弟には投資情報を持ちかけて1,000万ウォン(94万円)をだまし取っていました」(前出・韓国紙記者)

 

外資系の金融会社に勤務というステータスは、詐欺にはもってこいである。キム容疑者がだまし取ったお金は、すべて自分の借金の返済に使ったのだそう。犯罪が発覚するとキム容疑者は逃走した。

 

Aさんはショックだっただろう。エリートの資産家だと思って結婚した夫が、実は契約職の警備員だったうえに借金まみれ。学歴も職業も財力もすべてウソだったのだから。

 

「このような詐欺事件は、韓国で頻繁に起きています。事件に共通するのは、相手の華々しい経歴と財力に目がくらんでいること。貧富の差が激しい韓国では、ステータスのある男性と結婚することが、アッパークラスにのし上がれる近道だからです」(前出・韓国紙記者)

 

今年5月には、中国でも似たような事件が発生している。出会い系サイトで出会った女性のすべてがウソで塗り固められていて、結婚式に出席した新婦側の家族も全部役者だったというものだった。

 

1人の男が女性の一家に入りこみ、すべてを吸い取っていく。この男には今月8日に懲役10カ月の判決が下った。

 

「韓国の詐欺事件は金額を基に刑量が決まります。精神的な苦痛までは反映されていないのです」(前出・韓国紙記者)

 

このニュースを見た人からは《懲役10カ月じゃなくて10年の間違いじゃないの?》《第二の被害者が出ないように名前も公表すべき》《まるでドラマみたい》など、驚きの声が上がっている。

関連カテゴリー:
関連タグ: