4月12日に3年ぶりのソロアルバムをリリースしたソンジェ 画像を見る

「“再始動”という意味も込めて、自分の思いをたくさん詰め込んだ1枚になっています」

 

4月12日に3年ぶりのKIM SUNGJE名義で4枚目のソロアルバム『RESTART』をリリースしたSUPERNOVA(超新星)のソンジェ(36)。

 

’09年、超新星のメンバーとして日本デビュー。全員180センチ超えの高身長に甘いマスクのメンバーたちは日本のファンを虜にしたが、’11年から’18年まではメンバーが順番に兵役に。’18年にグループ名を「SUPERNOVA」と改名して活動を再開した。ソンジェは’16年からソロアルバムをリリースしているが、今回、初めて日本語の作詞にも挑戦した。

 

――歌詞にはどんな思いが込められているのですか。

 

「今まで自分が生きてきた人生について、“未来への不安もあるけれど、今を楽しんでいきましょう”という思いを込めています。世界中に苦しんでいる人や疲れている人がたくさんいるけれど、そんな人たちにも届くといいなと思います。

 

『泣きたくなったら泣いてもいい』という曲は、自分も含め感情を抑えてしまっている人たちに、泣きたいときは泣いて、笑いたいときは笑って、素直に自由に生きていきましょう、というメッセージを込めています」

 

――今、K-POPが世界的に注目され、BTSなどが活躍していますが。

 

「自分がデビューしたときと今の時代は全く違うと思います。あの頃は、(K-POPアーティストの国外活動の場が)日本が中心だったとしたら、今、BTSなどはグローバルに活躍しています。アーティストたちが出演できるプラットフォームもたくさんできていて、間口が広がっていますよね。とてもいい時代だと思います。

 

後輩たちのビジュアル、歌やダンスの実力も、レベルが高くなっていると思います。そんな後輩たちを見て素晴らしいな、素敵だなと思います。BTSの活躍は韓国人として誇りにも思っています。このままもっともっとK-POPがグローバルに発展していってほしいな、とも思います」

 

――なぜレベルが上がったと思いますか?

 

「自分が学生で練習生だった時代は、歌やダンスの先生のレッスンを受けて学んでいるだけでしたけど、今の子供たちはYouTubeなどいろんなメディアで歌やダンスを学んで、自分の中でこなしてから表現するようになったので、レベルも上がるし個性も磨かれていくんだと思います」

 

――BTSの場合、ARMYと呼ばれるファンたちがSNSを使って広報活動や慈善事業、PRなどをやってくれることも世界に発展していった要因、といわれていますが、超新星のときもファンからのサポートはあったんでしょうか。

 

「僕らの時代もSNSがなかったわけではないんです。主にTwitterやホームページでした。ファンの人たちが“カフェ”という超新星のホームページに加入してPRしてくれたりして僕らを助けてくれましたね。

 

あの頃はTwitterがまだ広まり始めた頃でしたが、今はSNSもグローバル化してるので、拡散の勢いは比べ物にならないと思いますが。ファンの人たちが僕ら超新星は韓国であんまり活躍していないことを可哀想に思って“自分たちで育ててあげよう”という気持ちになってくれていたんだと思います。自分も(K-POPというより)J-POPの歌手だと思っていますよ(笑)」

 

――今は日本の若者が韓国で修業してデビューする夢を持っていますが。

 

「今、K-POPの勢いはどんどん加速して広がっていっています。BTSをはじめとする有名なアーティストたちもたくさんいるので、彼らに憧れて『僕らもあんなふうに活躍したい』と夢を見る人が増えていくのも必然だと思います。逆に、韓国で影響力のあるアーティストたちは“日本で活躍したい!”と思っていますよ。日本が好きだし、“韓国で成功したから次は日本だ!”って」

 

――(SUPERNOVAリーダーの)ユナクさんは「兵役に行かなければドーム(コンサート)の夢が叶ったかもしれない」とインタビューで話していましたが、ソンジェさんも思うところはありますか?

 

「いえ、僕にとって過去は過去。もしあのときああしていれば、という考え方はしないんです。それにあのとき、ユナクが兵役に行って、彼のいないすき間を埋めようとして僕らの絆は深まったと思っています。逆に、もしユナクが兵役に行っていなければ、グループ内でいざこざが起こってしまったかもしれないですし。今回のアルバムには、そんな僕の過去への思いも込めています」

 

――兵役中、14キロ太ってしまった、という話もありましたが。

 

「体重が80キロまでいきました(苦笑)。軍隊では、食べることが一番の楽しみでした。朝昼晩と3食出てくるので、平らげてしまっていたら太ってしまっていました。韓国の男たちはたいてい兵役に入ると、他にやることがなくたくさん食べてしまって太るんです(笑)。僕は除隊後すぐに仕事が入っていたので、軍の中で2カ月間食事を制限して毎日運動して痩せました」

 

――結婚観や理想の女性像を教えてください。

 

「今まで結婚を意識して考えたことはなかったんですが、最近、周りの人がたくさん結婚しているので、僕も結婚するならあんまり遅くならない方がいいなと思ってきましたね。でも遅くなっちゃったら結婚しなくてもいいかな、なんて思ったりもします。なぜなら今は自分のことでいっぱいいっぱいなので、パートナーのことを守ってあげる自信もないんです。理想の女性は、性格が合うことですね。話しやすくて人生観も同じ人。韓国人でも日本人でも。国籍にはこだわりません」

 

【PROFILE】

ソンジェ(KIM SUNGJE)

07年、韓国で超新星のメンバーに選ばれ、’09年に『キミだけをずっと』で日本でデビュー。全員180センチ超えの高身長に甘いマスク。メンバーの入隊、脱退などを経て’18年にSUPERNOVAとグループ名を改名して活躍中。3年ぶり4枚目のソロアルバム『RESTART』(AZENC label)は本人による初めての日本語作詞作曲『泣きたくなったら泣いてもいい』『そのままで』を含むオリジナル曲+ボーナストラック収録。

出典元:

WEB女性自身

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