「127年後も愛してる」NCT 127の東京ドーム公演を密着レポ【セットリストも】
画像を見る (撮影:田中聖太郎)

 

■ヒップホップからバラードまで、多彩な楽曲で観客を魅了

 

2️回目のMCタイムでは、メンバー同士の仲の良さが際立つ場面も。ユウタがドヨンのシャツの首元を整えてあげていると、その後ろからジョンウが近付き、ユウタのシャツの背中のファスナーを思いきり開けたのだ。すると、さらにその後ろからヘチャンがやって来て、今度はジョンウの背中のファスナーを開けるという、かわいすぎる連鎖が発生。シズニも黄色い歓声を上げていた。

 

後半戦は『Whiplash』と『Lemonade』からスタート。繊細さと大胆さを併せ持つユニークなダンスに思わず目が釘付けになってしまう。続く『Rain Drop』では、モノトーンな世界観と黒い傘を使ったパフォーマンスで、シックでクールな雰囲気に。ステージを闊歩するだけで、サマになるのはさすがだ。

 

そしてここから、『Can’t Help Myself』や『No Longer』など、しっとり系のナンバーを歌い上げるパートへ。メインボーカルのドヨンの伸びやかな歌声はもちろん、メンバー全員の歌唱力がとても高いことに、改めて驚かされた。そこに、マークのカリスマ性のあるラップが合わさり、イリチルにしか表現できないオンリーワンな魅力が加速していく。

 

クライマックスは、レザージャケットの衣装に着替え、ハードなヒップホップ曲『英雄; Kick It』、EDMのエッセンスを感じるダンス曲『Fact Check』と、最後までエネルギーを爆発させる。ラストに向けてイリチルもシズニもどんどんギアが上がっていき、会場の熱気は最高潮に達していた。

 

ステージが暗転しても歓声が止むことはなく、そのまま「NCT!」「イリチル!」というコールが始まる。スクリーンには、「6人でイリチルを守ってくれてありがとう」「127年後も愛してる」とシズニたちの愛のこもったメッセージも映し出されていた。

 

その思いに答えるように、『Wall to Wall』で再びステージに現れたイリチルのメンバーたち。曲のラストにはスクリーンに8人の影が映し出されるという演出が。たとえ離れていても8人の絆は揺るぎないことを感じさせる瞬間だった。

 

MCタイムでは、シズニからイリチルへのサプライズも。「一生一緒に 私たちの誇り」というメッセージのスローガンを掲げ、『Long Slow Distance』の一節を合唱する。それを見ていたメンバーたちの表情には、幸せな気持ちがあふれていた。

 

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出典元:

WEB女性自身

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