8月27日、群馬県草津町でワークショップに参加された美智子さま /(C)JMPA 画像を見る

「週刊誌で、美智子さまがトートバッグを持っていらっしゃる写真を見たのですが、もう販売していないのでしょうか?」

 

そんな問い合わせが、『株式会社レオノーレ』に頻繁に来るようになったのは、9月に入ったころだったという。レオノーレは大阪にある音楽グッズを製造・販売している会社だ。担当者は言う。

 

「お客様のお話をよく伺うと、皆さま、『女性自身』を読まれたとのことでした」

 

本誌9月17日号のグラビアページでは、皇室ご一家のご静養先でのご様子を掲載している。

 

美智子さまが8月27日に、毎年恒例となっている群馬県草津町での音楽祭ワークショップにお出ましになった際の写真もその1枚だった。美智子さまはピアノの鍵盤柄のトートバッグをお持ちだったのだが、実はその写真が反響を呼んでいるというのだ。前出の担当者が続ける。

 

「美智子さまが持たれていたのは弊社がかつて製造・販売していたトートバッグでした。25年前から販売をスタートし、3年前に製造を中止しています。ロングセラー商品で、大勢の方に愛用いただきました。お問い合わせは、以前購入いただいた方からの『もう一つ新しいものが欲しいのですが』というものが多いです」

 

鍵盤柄のバッグはけっして珍しいものではないが、レオノーレの製品の大きな特徴は、鍵盤柄がプリントではなく、しっかり縫い付けられており、丈夫でかつ立体感もあることだ。

 

「楽譜の重みに耐えられるように生地も厚手にしています。熟練の職人たちが、裁断から縫製まで、一つひとつを手作業で制作していますので、温かみも感じていただいているようです。音楽好きの方達が愛用されている商品なのですが、美智子さまがなぜお持ちなのかは不明なのです」

 

音楽を通じたご友人からのプレゼントだったのだろうか。それにしてもすでに製造中止になっているのは残念なこと。しかし、担当者は言う。

 

「たくさんのお問い合わせをいただきましたので、期間限定で復刻生産することに決定したのです」

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