「上皇后さまは外出だけでなく、最近はお電話さえも控えるようにされているそうなのです」
お引っ越しされてからずっと微熱の症状が続いているという美智子さま。ご体調の話題になれば、心配をかけてしまう――。そんな危惧を抱かれていたのかもしれない。
「国民が制約を受ける生活をしているなら、その苦労を分かちあいたいと願われる。そして、それ以上にご自身たちを律していかれるのが上皇ご夫妻です。’11年の東日本大震災の際には、原発事故で電力不足が心配されました。するとお二人は率先して御所の“自主停電”をなさったのです。必要のない御所の電気をすべて消し、ろうそくの明かりで食事を召し上がっていたこともありました」(前出・美智子さまの友人)
美智子さまは’94年の誕生日に際して、「皇室観」についての質問にこうお答えになっていた。
《私の目指す皇室観というものはありません。ただ、陛下のお側にあって、全てを善かれと祈り続ける者でありたいと願っています》
そのお気持ちは、四半世紀以上がたち、御代替わりに伴って表舞台を退かれた現在も、まったく変わっていないのだ。一方で、もし上皇陛下や美智子さまが新型コロナに感染されるようなことがあったら、国民への影響は計り知れない――。
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