18年5月、本誌が目撃した小室圭さんと佳代さんが並んで出勤する様子 画像を見る

「この子はバイオリンの天才なの」小室圭さんの母・佳代さんの口癖だったーー。

 

圭さんの父、敏勝さんが’02年に亡くなって以来、佳代さんは、カフェやケーキ店などで働き、一人息子である圭さんを育ててきた。

 

「シングルマザーの家庭から、弁護士になり皇族と婚約。本来なら美談になるような話ですが、あまりに不自然な親子関係に、国民は不信感を募らせています。4月8日に、圭さんが母の元婚約者X氏との金銭トラブルに関する説明文書を発表しましたが、国民に説明するためではなく、母親の名誉を守るためのものと受け止められてしまいました」(皇室ジャーナリスト)

 

児童相談所で19年間の勤務経験がある心理学者で家庭問題カウンセラーの山脇由貴子さんが語る。

 

「強い絆で結ばれている2人ですが、同時に佳代さんは息子である圭さんに依存しているように見えます。これが違和感の原因かもしれません」

 

息子依存とは、どのようなものなのか? 山脇さんが続ける。

 

「簡単に言えば、過保護、過干渉の延長で、息子への執着心が非常に強くなっている状態です。『息子のため』と思い込みながら、息子を自分の思いどおりにしようとしてしまう。具体的には、小さいころから“私の言うことを聞かないと人生がダメになる”と恐怖心を受け付け、心理的に息子をコントロール。一連の報道から、圭さんの主体性がまったく見えてこないのは、おそらく圭さんが佳代さんの支配下にいるためでしょう」

 

息子の成功だけが自分の成功だと考える深層心理が、気づかないうちに、息子の人生への過干渉や支配を生んでしまう。この“息子依存症”の原因は何なのか。

 

「母親自身のコンプレックスから、自分の息子だけは“完璧”にして周囲を見返してやろうと思ってしまうのです。実の親に認めてもらえなかった経験から『いい親にならなくては=息子を成功させなくては』という強迫観念を抱くケースもあります。また、離婚や死別により夫がいない、いても頼ることができない孤独から、息子をなんでも話せる理想の恋人にしようとしてしまうことも原因の一つ」

 

さらに、長引く不況下で“息子が将来成功者になれるかどうか”への関心が高まっていることも、昨今、息子依存の母親が増えている理由だという。

 

母親が息子依存から抜け出す方法はあるのだろうか?

 

「まずは自分が依存していることに気づくことが大切です」

 

山脇先生監修の次のチェックシートを活用してほしい。

 

【息子依存症チェックシート】3つ以上当てはまったら要注意!

□ 子どもの失敗は許せない
□ 子どものことは何でも知っている
□ 反抗期がないのが自慢である
□ 習い事をたくさんさせたい
□ 子どもとは何でも話ができる関係だ
□ 子どもの友達はできれば選びたい
□ 子どもは自分の性格に似ていると思う
□ 子どもには夫のようになってほしくない
□ 自分の結婚は失敗だったと思う
□ いい母親だと思われたい
□ 友達に子育ての悩みは相談しない
□ 自分は親にあまり褒められたことがない
□ 子育てに対する実親の評価が気になる
□ 上昇志向が強いほうだ
□ 努力すれば、すべて報われると思う

 

「そのうえで、息子に一点集中している意識を分散させてください。そのためには、夫婦関係を改善する、新たに友人をつくるなどして、子ども以外に心を許して話ができる人を得るのが効果的です」

 

子どもは母親の所有物ではないことを肝に銘じよう。

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