■「人も動物も大切にされるようになることを願っています」
そしてセブンやみーも、由莉と同じように保護された猫だった。16年に、愛子さまが15歳の誕生日を迎えた際の近影写真では、愛子さまの膝の上に大人しく座る子猫の姿も注目を集めた。
「同年9月に譲り受けたばかりのセブンでした。猫たちは室内で飼育されているそうです。愛子さまは学習院初等科を卒業される際に寄せた『犬や猫と暮らす楽しみ』と題する作文のなかで、みーが“おすわり”や“お手”ができることも明かされていました」(前出・皇室担当記者)
そんな愛子さまの動物愛は、ただかわいがるだけではない。学習院初等科を卒業される際の卒業記念文集には、「動物たちの大切な命」と題した作文も発表された。そこには道徳の授業をきっかけに、動物たちの殺処分についての問題意識を持たれたことが綴られていた。
《道徳の授業で、「ペットの命は誰のもの」という番組を見て、私は、年間27万頭以上もの犬猫が保健所などで殺処分されている現実を知りました。動物達にも命があるのに、なぜ殺されなければならないのか、かわいそうに思いました》
さらに、文中では耳の不自由な人を助ける聴導犬や、身体障害者を助ける介助犬の活躍に言及。そのうえで、愛子さまは次のようにメッセージを綴られている。
《私はこのような、人と動物の絆の素晴らしさや、命の大切さを広く伝えていかれたらよいと思います。そして、犬も猫も殺処分されない世の中の実現に向けて、たくさんの人に動物の良さが理解され、人も動物も大切にされるようになることを願っています》
人や動物の幸せを願われた愛子さま。そのご姿勢は、成年皇族となられてからも変わらないようだ。
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