愛子さま ミス日本受賞の12年同級生が明かすお人柄「心が真っ白な方」
画像を見る ミス日本「海の日」に選ばれた12年同級生の稲川夏希さん

 

■管弦楽部やバスケットボールクラブでも愛子さまとご一緒

 

社会的に困難を抱えた人へ深い関心を持っているということは、稲川さんと愛子さまの共通点のようだ。愛子さまは盲導犬の育成など、障害者支援へのご関心も高く、僻地医療に目を向けていらっしゃることも最近報じられている。

 

稲川さんが初めて愛子さまをお見かけしたのは15年前、学習院初等科の入学式だったという。

 

「入学式の日は雨模様だったのですが、昇降口で『あっ愛子さまだ』と……。強く印象に残っているのは、運動会でのお姿。リレーの選手として、(ほかの子よりも)大きく手を振って速く走っていらしたからです」

 

愛子さまは初等科4年生から管弦楽部、5年生からバスケットボールクラブにも在籍されていたが、両方に稲川さんも所属していた。

 

「管弦楽部では、愛子さまはチェロ、私はフルートを演奏していました。演奏会などには雅子さまもお見えになっていて、私もお話しさせていただいたことがあります。とてもお優しい方で、私たちが興味を持っていること、得意なことをお聞きになるのです。

 

私は初等科1年のときからピアノを習っていましたので、雅子さまは『どんな曲を弾いているのですか』『好きな作曲家は誰ですか』などと尋ねてくださいました。ショパンですとお答えしました。私の祖母がショパンを好きで、祖母のためにショパンの曲を弾きたいとピアノを習い始めたのです」

 

バスケットボールクラブではこんな出来事もあった。

 

「1年に2回、慶應幼稚舎との定期戦が行われているのですが、台風が近づいてきて……。私たちにとって、数少ない大事な試合でしたし、何とか定期戦を開催できないですかと、愛子さまといっしょに電話で先生にご相談もしたのですが、結局、天候には勝てませんでした」

 

12年の間には、そんな悔しいこともあったが、“楽しい思い出”の代表といえば、文化祭で並んでダンスをしたことだった。

 

女子高等科時代、愛子さまは稲川さんら親しい友人たちといっしょにダンスチームを結成されていた。高等科2年生のときの文化祭「八重桜祭」では“愛子さまも踊られる”という情報が知れわたり、“開演が遅れるほどのパニック”になってしまったことを’18年に本誌は報じている。

 

「愛子さまは人格的に素晴らしく、お心が真っ白な方だと思います。ダンスも東宮御所でしっかりと準備されてきて、チーム練習で踊る際には、すでに完璧になっていました。踊る姿はとてもかわいらしくてお上手で、本番でも大変な評判だったのです。

 

翌年の3年生のときには、愛子さまはMCを担当されました。20人のメンバーについて、愛子さまが紹介されたのです。一人ひとりに『どういうことを言ってほしい?』と、聞いて回って、ご自分でみんなの紹介コメントを作っていらしたのです。

 

ダンス練習は早朝に行っていたのですが、踊らない愛子さまも毎回いらっしゃいました。練習ではMCとして“このタイミングでは、こう言えばいいね!”などと声をかけてくださったので、それもダンサーたちの励みになっていたのです」

 

愛子さまや友人たちと励まし合った、宝物のような時間だ。

 

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