2月9日といえば、1991年に日本ファッション教育振興協会などが制定した「服の日」。宮中行事やご公務などでのフォーマルな衣装は報道で頻繁にお目にかかれる一方で、天皇陛下や雅子さま、皇族方が私服でいらっしゃるお姿を国民が目にする機会は少ない。
「服の日」にちなんで、貴重な私服姿を目撃してきた本誌が秘蔵する写真を一挙に振り返ろう――。
昨年も数多くのご公務に携わられ、国民と交流される機会も多かった佳子さま。国際基督教大学に在学されていた2018年10月、キャメル色のライダースジャケットを召され、足元にはヒョウ柄のパンプスでコンビニにお立ち寄りになる佳子さまを本誌はキャッチしている。
リラックスした様子で店内をご覧になると、iTunesカードを手にレジへ向かってご精算を済まされ、男性の側衛官とともにコンビニを後にされた。別の日にも、普段のご公務では着用することがないメガネをかけられ、ショッキングピンクのニットに黒のワイドパンツというカジュアルなお姿でコンビニにお立ち寄りになっている佳子さまを目撃している。
「佳子さまはダンススクールのレッスンを頻繁に受けられるなど、プライベートのお時間やご友人との交流も大切にされており、オンとオフの切り替えをはっきりとさせられてきました。
コロナ禍のために皇族の皆さまはプライベートな外出を極端に控えられるようになり、こうした私服をお召しになって外出される姿は貴重なものとなっています」(皇室ジャーナリスト)
2021年12月1日に成年を迎えられた愛子さまの貴重な私服姿も本誌はキャッチしている。2019年8月19日から28日にかけて、天皇ご一家はご静養のため栃木県の那須御用邸に滞在されていた。このご静養時に、ご一家は那須どうぶつ王国に足を運ばれていた。
愛子さまは黒いブラウスにルビー色のネックレス、ワイドデニムを合わせられた装いで、園内で動物とのふれ合いをお楽しみになっていた。このご静養時では、デニムシャツを羽織られたコーデにロンドンの街並みがあしらわれたバッグをお持ちになるお姿も。
「高校生のときには、愛子さまはご静養先でワンピースをお召しになることが多かったのですが、学習院大学文学部に進まれてからはお洋服の雰囲気もご年齢に合わせたバリエーションが増えている印象があります。
昨年21歳となられ、成年皇族として新年一般参賀に臨まれるなど愛子さまも国民と交流される機会も増えました。しかしコロナ禍となって以降、愛子さまは“両陛下に感染させてはならない”というお気持ちから、キャンパスへ2022年12月に足を運ばれるまでは、一度だけしか登校されておりません。
徐々に行動制限も緩和されている昨今、愛子さまがカジュアルな装いでご友人と交流されるお時間を過ごされる日が一日でも早く来てほしいものですが……」(前出・皇室ジャーナリスト)
2021年10月26日に小室圭さんと結婚し皇籍を離脱した眞子さんは、同年11月にニューヨークへと旅立った。皇族だった2019年6月、務めていた博物館から退勤する眞子さんを本誌はキャッチしている。
メガネをかけ、ざっくり編まれたニットと花柄のスカートで、資料がたくさん入っているのか、大きなトートバックを手にしていた。小室さんとの結婚を巡って多くの国民から厳しい視線が注がれている最中のためか、表情はどこか物憂げだった。
眞子さんは2014年9月から1年間、英国のレスター大学大学院に留学していたが、友人と楽しそうに外出している場面も本誌は目撃している。ムートンのコートにミドル丈のブーツを合わせ、シャツの色に合わせた水色のネイルも。自由を謳歌する姿は、いまNYの街を小室さんと手をつないで歩く姿に重なって見える――。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけも、この春には季節性インフルエンザと同等の「5類」に移行する見込みだ。皇族方のリラックスしたお姿を再び見ることができる日は、そう遠くないだろう。