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桜が満開となった東京・目白の学習院大学のキャンパスでは、紺色のスーツに身を包んだ学生たちが忙しそうに歩いていた。

 

4月から大学4年生に進級される愛子さまの同級生たちは現在、就職活動に励んでいるのだ。

 

《(株)そごう・西武/宝印刷(株)/東京23特別区人事委員会……》

 

大学のホームページには、愛子さまが在籍されている日本語日本文学科の卒業生たちの主な就職先が記載されているが、女性皇族方の就職先はかなり限られている。

 

「利潤を追求する企業は皇族のお仕事の場には適さないと言われています。三笠宮家の瑶子さまは日本赤十字社、高円宮家承子さまは日本ユニセフ協会に就職されましたが、いずれも公益性の高い活動に取り組む団体です」(皇室担当記者)

 

世界の王族に関しては“仕事を持ちながら公務をする”ことが主流となりつつあるという。

 

4月に『英国女王が伝授する70歳からの品格』(KADOKAWA)を出版するジャーナリストの多賀幹子さんは、

 

「先日、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が、7歳の娘・シャーロット王女が将来“ふつうに就職する”ことを望んでいると報じられました。王室に生まれたからといって、公務だけに縛られる時代ではないということを象徴しているのだと思います。

 

英王室の王女たちの就職先は多様で、チャールズ国王のめいのベアトリス王女はIT企業の副社長を務めていますが、それ以前はアメリカのベンチャーキャピタルなどでも働いていました。またその妹のユージェニー王女は大学卒業後にチャリティオークションハウスに就職し、その後はアートギャラリーでディレクターを務めていたこともあります」

 

愛子さまは学習院大学ご卒業後、イギリスのオックスフォード大へ留学される可能性が高いという。その場合、就職されるとしても帰国後となるが、有力候補の1つとされているのが、日本盲導犬協会だ。

 

「日本盲導犬協会は’09年に天皇皇后両陛下が視察されるなど、皇室とのかかわりが深い団体です。また愛子さまは学習院でアイメイト(盲導犬)に関するイベントが開かれるたびに参加されていました」(前出・皇室担当記者)

 

愛子さまご自身も、昨年3月の記者会見でこう述べられている。

 

「盲導犬や聴導犬といった働く動物たちにも、学校主催のイベントや、動物についてのフォーラムの折などに触れる機会がございまして、動物好きの私といたしましては、心惹かれるものがございます」

 

だが、そのいっぽうで同じ会見ではご自身の進路についてこんな言及をーー。

 

「私の今後の進路につきましては、現時点ではまだ考えがまとまっておらず、これからの大学生活を通して、知識を広げながら自分の興味を深めていく中で、決めていくことができればと思います」

 

ではこの1年間で愛子さまが知識を広げ、興味を深めていかれたのはどういった分野なのか。

 

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