天皇陛下が即位された’19年5月1日、皇后のティアラを初めてお召しになった雅子さまが美しい笑顔を見せられた。即位の年は初めての行事、ご公務も多かったが、陛下とともに国民に寄り添われる日々を送られた。
しかし、翌年からは新型コロナウイルスの影響で世界中の活動が止まり、皇室もさまざまなことを制限せざるをえない事態に。そんななかでも、両陛下はオンラインやビデオを活用し、新たなスタイルを模索された。
異例な状況にあっても、皇后としてのお務めを大切にされてきた雅子さまの4年間を振り返ります。
【’19年5月】
即位後朝見の儀にご出席のため、皇居・宮殿へ。御料車から皇后として初の笑顔を。
【’19年5月】
改元から3日後、鶸(ひわ)色のロングドレスで、即位を祝う一般参賀にご出席。
【’19年5月】
初の国賓としてトランプ米大統領(当時)夫妻をご招待。雅子さまはメラニア夫人と英語で歓談され、国際親善の能力を示された。
【’19年6月】
「こどもの日」にちなんだ施設ご訪問。東京都の麻布保育園で園児たちとお買い物ごっこを。
【’19年6月】
愛知県の医療福祉施設で、入所者と笑顔でタッチ。子どもたちの幸せは雅子さまの関心の高いテーマ。
【’19年10月】
即位の礼のハイライト、即位礼正殿の儀。陛下がのぼられた高御座(たかみくら)の前に十二単姿で立たれた。
【’19年11月】
皇居から赤坂御所までオープンカーでパレード。沿道の歓声に雅子さまは瞳を潤ませた。
【’19年11月】
ご即位後、一度のみの大切な儀式、大嘗祭。夕方から未明にかけて臨まれた。
【’20年8月】
赤坂御所から防災国際会議にご参加。遠方との交流でリモートのよさも認識されたようだ。
【’21年1月】
一般参賀が中止となった新年に、初のビデオメッセージを公開。国民の生活を気遣われた。
【’22 年6月】
滋賀県での全国植樹祭に御所の玄関前からリモートでご参加。会場の演出に合わせ、現地の参加者と一緒に黄色いハンカチを振られた。
【’22年9月】
陛下と親交の深かったエリザベス英女王が崩御。英国ロンドンでの国葬に参列された。今年は6月に、インドネシアを訪問される予定だ。