「到着されるまで、2度も飛行機トラブルに見舞われるなど、佳子さまのペルーご訪問は、前代未聞の出だしとなってしまいました。ご出発時から張り切っていらしただけに、佳子さまも困惑されたことでしょう」
そう語るのは皇室担当記者。
11月1日、羽田空港で飛行機に搭乗された佳子さまの笑顔は輝くようだった。
「お召し物も入念にセレクトされたようです。一部の報道陣から注目されたのが、真珠のイヤリングとブローチでした。’19年7月に姉の眞子さんがペルーへ出国したときと同じものです。おそらく眞子さんが、結婚で皇籍を離脱した際に、佳子さまに託したのでしょう。またスーツはミントグリーンで、眞子さんの“勝負色”といわれたカラー。空港に集結していた報道陣に向かって“姉と私の絆は固い”と、アピールされたのだと思います」(前出・皇室担当記者)
ペルーご訪問にあたって、佳子さまは、“眞子さんから譲り受けたマチュピチュに関する本”を熟読されていたと一部で報じられている。
「眞子さんはマチュピチュで、『言葉にできない何かがありますね』と同行記者に語っています。いま思えば、小室さんとの結婚に対して、背中を押されたような感覚を持ったのかもしれません。佳子さまもあえて事前に“眞子さんの本を熟読している”という情報を皇嗣職を通じて明らかにしたのでしょう」(宮内庁関係者)
5日、佳子さまはペルーの南東部の古都・クスコで教会を視察された後に、歓迎式典にご出席。エメラルドグリーンの装いでいらしたが、これも眞子さんから譲り受けたお召し物だった。
佳子さまが繰り返されている“絆アピール”について、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、こんな懸念を示す。
「佳子さまにとっては、眞子さんの皇族時代の功績が国民に忘れられているように感じるのかもしれません。その存在を忘れてほしくないという佳子さまのお気持ちも理解できますが、海外公式訪問でされるべきではないと思います。
日本とペルーの絆を訴えるのであれば、国民の理解も得られるでしょうが、姉との絆を訴えることで、公私混同をしているともとらえられかねません」
前出の宮内庁関係者によれば、紀子さまのご憂慮も深いという。
「最近の佳子さまはジェンダー平等を訴えられたり、“社会の偏見”を批判されたりと、ご公務でも主張を鮮明に打ち出されています。
お召し物による眞子さん支持の表明は、“皇室離脱”への決意宣言にほかならないでしょう。その徹底ぶりには佳子さまの“執念”も感じられるほどで、紀子さまも戦慄されたに違いありません」
断固たる決意で佳子さまは“姉と同じ未来”を目指されている。