12月1日に22歳のお誕生日を迎えられた愛子さま。それに伴い、宮内庁が管理する「百人一首」の写本に目を通す愛子さまの様子を収めた動画が公開された。
「愛子さまは、幼稚園のご入園前から七五調の歌や俳句を作られるなど、日本文学に親しんできました。現在は大学で平安、鎌倉、江戸、明治時代の物語や和歌を始めとする文学作品などについて学ばれています。ご卒業に向けて論文の執筆も始まり、放課後に閲覧室や書庫で資料をお集めになることもあるそうです」(皇室担当記者)
公開された動画では、赤いワンピースに白いジャケットをおめしになられた愛子さまが、室町時代に書き写されたという現存する最古の百人一首の写本を、一項ずつ優しくめくりながらご覧になっていた。
しかし、この動画を視聴した人の一部から、驚きの声があがることに。それは、愛子さまが”現存最古”の写本を素手で扱われていたためだ。
確かに、美術品を扱う際などには手袋を着用している人をイメージする人も多いだろう。古い本を素手で扱うことで、汚れを付けたり、傷めてしまわないかと不安になる人もいるかもしれない。しかし、実は”手袋必須”というのは単なるイメージにすぎないのだという。
「扱う品物にもよりますが、手袋をつけることでかえって摩擦による傷や汚れをつけてしまったり、すべって落としてしまう場合があります。そのため、特に古書に関しては、よく洗った素手で丁寧に扱うほうが文書に傷をつけないということで、手袋をつけないことが推奨される場合も多いのです」(前出・皇室担当記者)
この古書の扱いについてはSNS上でも注目をあつめることとなった。
《これは知らない人多いよね。和紙は手袋の摩擦によって痛むので、素手のほうがいいんだよ》
《ガチ 触る人はめっっっちゃくちゃ手を洗ってから素手で触る 逆に手袋の方が危ないから》
《当たり前なんだけど、本の扱い方ちゃんとしてる。素手で扱ってるのも》
さまざまな文献にふれられ、ますます学びを深めていかれるに違いない――。