津波被害を受けた白丸地区をご視察 /(C)JMPA 画像を見る

「頑張ってください」というお言葉に涙が出てきましたと、穴水町で避難生活を送る夫婦は声を震わせた。

 

天皇陛下雅子さまは、4月12日に能登半島地震の被災地、石川県の穴水町と能登町を訪問された。両陛下が能登半島に向かわれるのは、先月22日に輪島市と珠洲市に入り被災者を励まされて以来、2度目。今回も日帰りでのご訪問だが、約20日の間に同じ県の被災地を見舞われるのは異例ともいえる。半島という地理的特性から交通網が寸断されるなどし、訪ねられた避難所でも高齢者が目立つ状況で、なかなか復興が進まない能登の人たちへのお気持ちが表れていた。

 

機体トラブルで到着が1時間遅れたものの、両陛下は休憩時間を削り、一人でも多くの人を励まそうとされていた。何度でもどこへでも駆けつけられ、お心を寄せられる姿に、被災者は勇気づけられたはずだ。

 

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