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国際親善のためギリシャを公式訪問されている佳子さま。現地時間5月26日未明に首都アテネに到着されると、同日午後に世界遺産アクロポリスにある「パルテノン神殿」を視察された。さらに翌27日には両国の外交関係樹立から125年となることを記念する式典に水色の振袖姿で出席された。

 

佳子さまは式典のスピーチで、ギリシャの物語集「イソップ物語」が400年前に日本語に翻訳されていることなど、ギリシャの知恵や文化が日本で長く親しまれていることを紹介された。

 

そして、最後には「今回は、限られた期間ではありますが、わたくしも貴国の多くの素晴らしさの一端に触れるとともに、ギリシャに暮らす方々とお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました」と話された上で、ギリシャ語で“ありがとうございます”を意味する「エフハリスト・ポリ」とスピーチを締め括られた。

 

タイトなスケジュールの中、笑顔を絶やさず国際親善に奮闘される佳子さま。しかし、前回のペルー訪問では、ネット上では現地でのご対応に一部から厳しい指摘が寄せられていた。

 

「訪問されたペルーの世界遺産・マチュピチュ遺跡で、全体を見渡せる高台で説明を受けられた後、同行記者に感想を問いかけられた佳子さまは、満面の笑みで、『おーという感じがすごくします』と、手ぶりを交えながら述べられました。またペルーの古都・クスコでアルパカとふれあわれた際に、アルパカが食用にされているという説明を受けられた佳子さまは『どんな味ですか?』とお聞きになられました。

 

これらについて、SNS上では“日本語が稚拙”“訪問国の歴史や文化を学んでの質問とは思えない”といった厳しい指摘が一部から寄せられることになってしまったのです」(皇室担当記者)

 

今回のギリシャご訪問に際しても、こうした批判が再燃しないかと懸念する声が宮内庁内では上がっていたという。だが、佳子さまは今回の訪問に前回よりも入念な準備で臨まれている。

 

「佳子さまは、ギリシャの歴史や文化に関する研究者からのレクチャーを5回にわたり受けられ、入念な情報収集や勉強に取り組まれてきました。また、ご発言が予定されている場面では想定問答集を用意され、日本とギリシャの両国の国民に好印象を広げられるように尽力されていたそうです」(前出・皇室担当記者)

 

実際、今回の訪問では、その努力の積み重ねが垣間見える場面がいくつも見られた。

 

「ギリシャ訪問前の5月16日に、佳子さまは在日ギリシャ大使館を訪問され、臨時代理大使主催の昼食会に臨まれました。昼食会を主催したフルムジアディス次席は、佳子さまについて『ギリシャの歴史、文明や文化に関して的確な質問をされ、完璧な発音で少しギリシャ語を話され、とても驚きました』と語っていました。

 

ギリシャの民放スカイTVは、パルテノン神殿を訪問された佳子さまは彫像の彫刻の施され方や、カリアティード(女性立像)の髪型や服装の違いにも注目されたと報じています。事前に遺跡について学ばれていたからこその着眼点ではないでしょうか。

 

また、現地時間27日、アテネ近郊のサラミナ島のファネロメニ修道院を訪問された際には視察の後、修道院の女性とギリシャ流の”ティータイム”を楽しまれました。その際、佳子さまはギリシャ語を交えコミュニケーションを取られていたそうで、修道院の女性も非常に驚き、喜んでいたようです」(前出・皇室担当記者)

 

今月31日までギリシャに滞在される佳子さま。さらなる成果を見せられることだろう。

 

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出典元:

WEB女性自身

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