■皇統の問題を政治的に利用する自民党
「80年近く前に皇室から離れた旧宮家が、国民になじみのない存在だということは、“男系派”の議員たちも認識しています。
しかし、いま国民から絶大な支持を受けている愛子さまが、旧宮家の男系男子と結婚してくだされば、男系での皇位継承が今後も維持され、国民の支持も広げられるという構想なのでしょう」(前出・皇室担当記者)
昨年春には、愛子さまが旧宮家である賀陽家の子息と御所でお会いしたという報道が相次いだ。
「これは自民党内の保守派が流した情報だという見方も強まっています。しかし、今後もこうした情報操作が繰り返され、“愛子さまは旧宮家の男系男子と結婚されるべき”といった意見が強まっていけば、愛子さまに大きな重圧がかかるだけではなく、愛子さまに好意を持つ男性も遠ざけてしまうことになりかねないのです」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまの人生にも関わる重大問題を、わずか40日ほどの協議で結論づけようとしている岸田自民党。このままでは皇室典範“改悪”すら引き起こしかねない。
「当初の想定よりも各党の意見の隔たりが大きく、会合を週に1回開催するとしていた方針を転換し、今後は衆参両院議長が、各党・会派から個別に意見を聞いて集約を目指すことになりました。
自民党としては、駆け引きにより、自分たちの案を押し通すことができればよし、もし合意が得られなくても、“抵抗勢力のために皇室の改革が阻まれている”と印象付けることができればそれもまたよし、ということなのです」(前出・皇室担当記者)
この瞬間も揺れ続ける愛子さまの未来。愛子さまは果たして、公園で笑顔を見せ合いながら、食事をともにできるようなお相手に巡り合われることができるのか。
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