付近に居合わせた人たちの歓声に応えて、車の中から手を振られた雅子さま。
7月5日、天皇皇后両陛下が赤坂御用地にある仙洞御所を訪問された。上皇ご夫妻へ、英国への公式訪問を終えたことをご報告になるためだった。
「両陛下にとってご帰国後初めての外出となりました。雅子さまはお車の中で笑顔をお見せになっていましたが、かなりお疲れも残っているそうです。
天皇皇后両陛下にとって国賓としての訪英は在位中に一度きりのことで、一世一代の大仕事でした。世界中から注目が集まり、緊張される場面も多かったと思います。雅子さまは今回の成功に満足しながらも、かなり疲弊されたようです。
皇室の方々は慣例では、海外ご訪問の後、東京都八王子市にある昭和天皇が眠る武蔵野陵と香淳皇后が眠る武蔵野東陵を拝礼されるのです。しかし今回は、7月4日に侍従による『代拝』の形式がとられました。
しかし疲労の限界をお感じのなかでも、雅子さまは“次の目標”に向かって動き出されているそうです」(皇室担当記者)
この皇室担当記者が語る“次の目標”とは、3度目となる石川県の被災地へのお見舞いだ。
今年元日に発生した能登半島地震。すでに半年がたつが、避難生活で体調を崩して亡くなる災害関連死も相次いでいる。7月1日時点で石川県内での犠牲者は281人となり、熊本地震を上回る人数となったが、さらに被災者たちを不安にさせているのが、復旧が進まないことだ。
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