■教科書レベルの質問に窮されて……
東大への進学は、悠仁さまが幼稚園に通われていたころから、紀子さまが戦略的に進められていると報じられてきた。だが悠仁さまの学校でのご様子から、“東大ご進学説”に首を傾げる筑附関係者は少なくない。
本誌は9月3日発売号で、教諭からの質問に悠仁さまが答えられず“硬直されてしまわれた”という証言を報じているが、別の関係者も次のように語る。
「悠仁さまは英語と数学を苦手とされていて、その2教科に関しては教科書レベルの質問を受けても戸惑われることもあるとか。
筑附では、3年生にもなると授業中に受験勉強のために塾の参考書の問題を解くなど“内職”する生徒が多いのですが、悠仁さまは授業中、内職もせずにひっそりとされているそうです。また東大の『学校推薦型選抜』は数学オリンピック出場などの実績を持っている高校生が多く、過去に筑附からその制度を利用して進んだ生徒もいました。在学中から同級生に『天才だ』と言われた子がほとんどです。
共通テストの受験も必要で、トータルで8割以上の得点を目指さなければなりません。そもそも一般受験でも東大に受かる学力を持っている生徒が利用する制度なのです。
ただ、筑附のテストは基本的に難易度が高く、毎年留年してしまう生徒も数人はいます。悠仁さまは進級しているので、勉強をおろそかにされているわけではないのでしょうが、東大に進まれる可能性は高くないように感じます」
どの大学に進まれるにせよ、あと半年ほどで高校を卒業されて、皇族として新たな地平に立たれることになる悠仁さまだが、ご近影の“硬い表情”を、前出の宮内庁関係者は懸念している。
「お誕生日に際して公開された悠仁さまの近影のほとんどのカットは、こわばったご表情でした。幼いころは屈託のない笑顔が印象的でしたが、近ごろはほほ笑みが少ないご表情が多いように感じますし、秋篠宮家を巡る批判が強まるようになってからは、写真撮影に苦手意識を抱かれているようにお見受けしています。
ふだんご友人らにお見せになるほがらかなほほ笑みを、もっと自然に出していけるようになることを願っているのですが……」
悠仁さまのご表情からほほ笑みが消え、蒼白の色を増しかねない紀子さまが推し進められる“SNS発信改革”。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、次のように警鐘を鳴らす。
「情報発信はその量の多さではなく、日ごろから皇室のご活動やお振る舞いに、国民が信頼や崇敬の念を感じるような形でなされることが大切です。
広報のための予算は大切ですが、物価高などで国民生活が圧迫されているときに、やみくもに予算を増やすという傾向は、国民からの信頼と崇敬の念を遠ざけることにもつながりかねません」
ご友人らに見せる屈託のない悠仁さまの笑顔が、より多くの国民に伝わるような改革となることを願うばかりだ。