12月1日に、23歳の誕生日を迎えられた愛子さま。4月から日本赤十字社に就職され、成年皇族としても「デビュー」が続いた1年だった。またひとつ年を重ねられた愛子さまに、SNSやネットでも祝福の声が広がっている。
「お誕生日に際して宮内庁は、“愛子さまのご様子”と題した長文にわたる文書を公表しました。この1年間のご活動について詳細に記されており、愛子さまが充実した日々を過ごされていることが伝わってくる内容でした。お仕事とご公務の両立に励まれながら、天皇皇后両陛下をそばで支えられてきたのです」(皇室担当記者)
“初めてづくし”となったご公務では、とりわけ愛子さまのお召し物も注目を集めていた。そこで今回は、愛子さまがお召しになった“ご公務コーディネート”を振り返りたい。
【2月9日 宮中午餐会】
両陛下が主催されたケニア大統領夫妻との昼食会に、体調不良の紀子さまに代わってご出席。愛子さまはオフホワイトのセットアップに、リボンがついたお帽子をコーディネート。パールのイヤリングとネックレスが、上品さを引き立たせていた。
【4月23日 春の園遊会】
初めての園遊会は、春にぴったりなピンクのセットアップでご出席。やや緊張されたご様子だったが、後ろを歩かれた佳子さまのお気遣いもあり、招待者と和やかにご懇談。招待者の北大路欣也(81)とは、15年ぶりの再会となった。
【5月11日 特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」】
初となる単独ご公務は、優しいオフホワイトのセットアップで。コロンと可愛らしい丸ボタンがついたブレザーには、パールのブローチがキラリ。江戸時代に書かれた源氏物語の注釈書『窺原抄』について説明を受けられ、説明役の調査員に専門的なご質問をされる場面もあった。
【10月11日、12日 佐賀県「国民スポーツ大会」】
初の単独地方公務として、佐賀県をご訪問。初日は襟と袖に白のトリミングが入った淡いピンクベージュの装いを。佐賀県庁で出迎えた園児たちと、ほっこりとした交流も話題に。
2日目はガラリと雰囲気を変えられ、紺のスーツにボーダーのインナーを合わせられカジュアルさをプラス。ブレザーのボタンには錨のマークが描かれており、スポーツ観戦にぴったりの装いをされていた。
【10月20日 秋季雅楽演奏会】
この日は陛下とご一緒に、皇居内で開かれた宮内庁楽部による秋季雅楽演奏会をご鑑賞。愛子さまは、光沢のあるミントグリーンのセットアップをお召しに。陛下のブルーグリーンのネクタイと色味を揃えられた“リンクコーデ”は、親子の仲睦まじさを感じさせた。
【10月30日 秋の園遊会】
初の和装でのご公務出席となり、優しいピンクの振袖姿が話題に。振袖には菊、桜や菖蒲など色とりどりの花が描かれ、華やかさを演出していた。皇族方がお姿を現された赤坂御苑の小高い丘では、隣に並ばれた佳子さまに話しかけられ、目を合わせて談笑される場面もあった。
【11月5日 宮中茶会】
文化勲章受章者と文化功労者を招いた宮中茶会では、佳子さまとご一緒に招待者をもてなされた。愛子さまはオフホワイト、佳子さまは深紅のセットアップをお召しになり、晴れの日にふさわしい“紅白コーデ”が話題に。初めてお二方だけで活動された2年前の秋季雅楽演奏会でも、同じコーディネートだった愛子さまと佳子さま。今回は密かに示し合わされたのかもしれない。
可憐なピンクの装いが多いなか、時にはブルーやグリーンなど寒色系カラーも着こなされる愛子さま。雅子さま譲りのファッションセンスは、これからもご公務に活かされることだろう。