12月29日、佳子さまが30歳のお誕生日を迎えられた。当日に公開された写真では、鮮やかな赤いコートをお召しになり、笑顔をお見せに。
「こちらのコートは、『アニエスベー』というブランドのものに似ていますね。公式サイトによると定価は49,500円です。
ただ、佳子さまが着用されているものとはボタンが違うようにも見えますが…」(ファッションライター)
皇室担当記者はボタンが異なる理由をこう推察する。
「皇室の方々は、ブランドロゴやモチーフが入った服をお召しになることや、同じ写真のフレームに納まることなどに対して、慎重に判断されています。それは、特定の企業や団体への支持や肩入れとなることを避け、中立性や公平性に配慮するご姿勢を皇室が徹底して守られてきたからです。
皇室の方々がお出ましになる行事で、有名ブランドのロゴが背景に写り込んだ際、宮内庁がメディアに対して配慮を願い出たケースもありました。衣服のボタンにブランド名が入っていた場合、写真を修正したり、ボタンそのものを付け替えてお召しになることも十分にあり得ることだと思います」
お一人での誕生日写真を公開されるようになったのは2019年、25歳から。節目となる30歳を迎えられるまでの、6年間すべての誕生日写真を振り返ろう。
【25歳:ブルーのダッフルコートで気品あるカジュアルスタイル】
3月に国際基督教大を卒業し、初めての海外公式訪問としてオーストリアとハンガリーを訪れられるなど、成年皇族として本格的に活動を始められた年。初めて悠仁さまとお二人だけでのご公務にも臨まれた。誕生日写真では、ライトブルーのショート丈のダッフルコートに、グレンチェックのワイドパンツで気品のあるカジュアルなコーディネートを。コートはビームス系列ブランド「ビーミング」の2万5000円のものだと見られている。
【26歳:眞子さんの“勝負色”をまとってツーショットを】
新型コロナウイルスの影響で外出する機会が減ったなか、オンラインを使ってのご活動を計35回行われた。誕生日写真は、眞子さんのご結婚について世間で話題になっていたタイミングに、眞子さんとお揃いのヘアスタイルで一緒にご撮影。佳子さまは、眞子さんの“勝負色”と言われていたミントグリーンのノーカラーコートをお召しになった。こちらは「UNITED TOKYO」の3万800円のコートではと話題に。
【27歳:紅葉に映える鮮やかなロイヤルブルーのコートで】
結婚で皇室を離れられた眞子さんから引き継がれ、日本テニス協会の名誉総裁に。手話を通じたご公務に長らく関心を持たれており、5月からは一般財団法人「全日本ろうあ連盟」の非常勤嘱託職員となられた。誕生日写真は、珍しいパンツスタイルでご撮影。鮮やかなロイヤルブルーのコートと赤坂御用地の真っ赤な紅葉の対比も際立って。
【28歳:カジュアルなフード付きコートに“巻き髪”で可愛らしく】
コロナ禍で途絶えていた地方ご訪問を約2年9カ月ぶりに再開。宮内庁によると「誰もがより幅広い人生の選択肢を持つこと」ができる社会になることを願われていたという。“いとこ”の愛子さまとの、初のお二人だけのご公務も話題に。ご近影は、ゆるく御髪を巻かれ、白を基調としたコーディネートで。カジュアルなフード付きコートは、「TOUJOURS」の7万4800円のものだと推定されている。
【29歳:眞子さんから受け継がれた水色の振袖をご愛用】
5月には宮城県を訪問し、東日本大震災の犠牲者を追悼、11月には4年ぶりとなる海外公式訪問でペルーへ足を運ばれるなど、ご多忙な1年。誕生日写真でお召しになった淡い水色の本振袖は、眞子さんから受け継がれたもの。2024年の秋の園遊会でも選ばれるなど、お気に入りの一枚だと思われる。