2024年1月、「第46回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」に出席し、佳子さまは手話を用いて挨拶されていた /(C)JMPA 画像を見る

1月20日、東京都内のホールで、「第47回聴覚障害児を育てたお母さんや家族をたたえる会」が開かれた。障害のある子どもを育てた母親の表彰や、ろう学校の生徒が描いた絵画の紹介などが行われている。昨年1月のたたえる会には、佳子さまのお姿があったが、今年は出席されていなかったのだ。

 

「じつは、1月15日付で『たたえる会』を主催する聴覚障害者教育福祉協会が報道各社に対して、佳子さまが参加されないことを通知していました。この『たたえる会』は、紀子さまが2007年に初めて出席されて以来、重要なご公務として臨まれており、佳子さまが2020年に引き継がれたもの。いったい何があったのかと波紋が広がっていたのです」(皇室担当記者)

 

同協会のリリース文は、たたえる会の開催を告知した後に、次のような文章が続いていた。

 

《なお、今回は佳子内親王殿下は御不参となります。この件につきましての詳しい説明は宮内庁からはございません、御不参、のみの連絡をいただきました》

 

たたえる会開催の翌日、本誌の電話取材に応じた専務理事の言葉からは、突然の不参加表明に困惑する様子が窺えた。

 

「宮内庁のほうから、“ご不参”という連絡があっただけでした。とても残念です。“公務が多忙のため”ということだそうです。うちの協会のなかでは、“ご体調が悪かったのでは”という話にもなりましたが……。

 

今後もこれまでどおり(たたえる会への)お出まし願いは行う予定ですが、宮内庁に“ご不参です”と言われてしまえば、こちらは従うほかありません」

 

佳子さまも例年足を運ばれてきた「たたえる会」だが、いったいなぜ今年は参加されなかったのか。前出の皇室担当記者も首をかしげつつ、こう続ける。

 

「ご多忙ということでしたが、15日から21日にかけては佳子さまがお出ましになるご公務などは予定されていませんでした。一般的に願い出があった行事などへのご出欠の返事は、両陛下の場合は1カ月前から3週間前が多く、各宮家の場合は遅くとも1週間前までには主催側に伝えられます。ただ、皇室屈指のご公務数を抱える秋篠宮家は、ご出欠を伝える連絡が遅くなるケースが多いとも聞いています。

 

佳子さまは22日に歌会始の儀に参加されていますが、ご体調に異変があったようには見受けられませんでした。以上のことを勘案しても、今回佳子さまが『たたえる会』に出席されなかった理由についてははっきりせず、さまざまな見解が飛び交っています。

 

なかには、“お母さんという名称を冠した行事の趣意に対し、ジェンダー平等の観点から疑問を抱かれたのでは”という意見もありました。育児は母親が担うものという考え方に佳子さまは違和感を覚えられていたのではないかと……」

 

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