1月31日、「第73回関東東海花の展覧会」をご覧になった秋篠宮ご夫妻 /(C)JMPA 画像を見る

「(品種改良には)どういう苦労があるのでしょうか?」

 

バラの生産者に、そう尋ねられた紀子さま。1月31日、秋篠宮ご夫妻と佳子さまは、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催中の「第73回関東東海花の展覧会」をご覧になった。

 

皇室担当記者はこう語る。

 

「ご家族3人でのご出席という、なごやかな場面であるにもかかわらず、ネットには“仲がよさそうに見えないのはなぜだろう”“円満家族を演出ですか”といった辛辣なコメントも見受けられました。秋篠宮ご一家の人気回復はまだ途上ということでしょう。

 

さらに皇嗣である秋篠宮さまの権威を失墜させかねないイベントも近づいており、皇嗣職も頭を悩ませているのです」

 

きたる4月13日から約半年間、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開催される。秋篠宮さまはその名誉総裁を務められているのだ。

 

「日本で万博が開催されるのは20年ぶりです。万博では皇太子が名誉総裁を務めるのが慣例となっており、’85年のつくば万博は上皇さま、’05年の愛知万博は天皇陛下がお務めになっています。

 

そこで大阪・関西万博は皇嗣である秋篠宮さまが’23年4月に就任されたのです」(前出・皇室担当記者)

 

一大国際イベントであり、ニュースで取り上げられる頻度が高いにもかかわらず、秋篠宮さまが万博について発信される機会は少なく、昨年11月のお誕生日に際しての記者会見でも言及されていない。

 

その理由について宮内庁関係者はこう話す。

 

「愛知万博開催の際には、その3年前に、『2005年「愛・地球博」の集い』という行事が開催され、天皇皇后両陛下や小泉純一郎首相(当時)も出席しています。

 

今回は、秋篠宮さまがそういった行事へ参加されていないだけではなく、宮内庁も“皇室による万博への関与”について慎重になっているのです。大阪・関西万博については開催について、否定的な見方を示す国民も多いのが現状だからです」

 

万博を巡っては、ネガティブなニュースが目立ってきた。

 

「三菱総合研究所が昨年12月に発表した意識調査結果によれば、万博に『行きたい』と答えた人は10月時点で24.0%にすぎず、その半年前の調査からも3.0ポイント減少していました。

 

実際、チケットの売れ行きも芳しくありません。前売り入場券の販売枚数は目標の半分程度なのです。企業が関係者に配布したと思われるチケットも、大手フリーマーケットサイトなどで、正規の値段より安く出品されています。(※万博の公式サイトには「お客様の権利を保護するため、チケットの不正転売を禁止します」などと記載されている)

 

建設費の増加も問題視されてきました。人件費や建築資材の高騰もあり、当初は1250億円だったのが、ほぼ倍の2350億円にも膨らみ、“税金の無駄遣いでは”といった批判も上がっているのです。

 

20年前の愛知万博は会場の規模を計画よりも縮小するなどの工夫で、最終的に130億円の黒字となりました。しかし大阪・関西万博は“赤字危機”も指摘されており、その場合、どのように補てんされるのかも不透明という問題も残されているのです」(全国紙社会部記者)

 

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