■突如方針を変更された秋篠宮さま
だが、この“家族旅行は極秘事項”という方針には、デメリットもあった。前出の宮内庁関係者が続ける。
「旅行先で悠仁さまがどのようなことを学んでいるのか、どのような人たちとふれあわれたのか、といったことを周知する機会が失われてしまうからです。
’23年の熊本・宮崎旅行は、皇嗣職大夫によれば“九州山地に暮らす人々の話を聞き、自然と人や、生き物と人との関わりを学ばれる旅”だったそうですが、写真なども公表されず、人々に感銘を与えるにはいたりませんでした。
そのことを、“悠仁の存在感を示すことができない”と、強く憂慮されていたのが紀子さまでした。しかし先日の会見で秋篠宮さまご本人が、突如その方針を変更してしまわれたのです」
秋篠宮さまとしては、夫婦の最近のエピソードとして端的に話されたに過ぎなかったのだろう。
しかし静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう話す。
「日光旅行が、ご夫妻の歴史のなかで、どのような意味を持っているかをもっと具体的に語っていただければ、開かれた皇室のイメージを強め、もっと好感を持って受け止められたに違いありません」
いわば“勝手”に方針変更をされた秋篠宮さまに、紀子さまは複雑な感情を抱かれたという。
「会見で秋篠宮さまは、悠仁さまが、つくばに泊まったときに栗ご飯やポテトサラダを作っていらっしゃるというエピソードをお話しになりました。ただこの件も具体性に欠け、SNS上では“信じられない”といった声まで上がっているのです。
紀子さまは、悠仁さまのためにタイミングや内容も精査した情報を発信することを望まれていました。そんなお立場からすれば、日光旅行にせよ、自炊生活にせよ、“事前に相談いただければ”と忸怩たるお気持ちでいらっしゃるそうです」(前出・宮内庁関係者)
妻に結婚35周年の感謝も伝えた秋篠宮さまだが、紀子さまにはどれだけ伝わったのだろうか。
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