「犬も猫も殺処分されない世の中に」愛子さま 愛猫「美海」を初公開!幼少期から実践される「動物愛護の信念」
画像を見る 24年、御料牧場で大きくなったレインボーと再会された天皇ご一家(写真:宮内庁提供)

 

■ご一家が見送られた本勇号は神馬として活躍中

 

雅子さまは幼いころから動物がお好きだった。かつて父・小和田恆さんは月刊誌のインタビューで、こう語っている。

 

《子供の頃から大の動物好きで、ハムスターを飼ったり、自分のお小遣いを貯めてカメレオンを飼ったり、昆虫も好きでした。我が家には犬もおりますし、猫もおりましたし。その頃は我が家は動物だらけという感じでした》(『文藝春秋』’93年3月号)

 

愛子さまは御所でカメもかわいがられているというが、動物好きなところはお母さまゆずりなのだろう。雅子さまの博愛ぶりはご成婚後もお変わりなかった。

 

「’09年、雅子さまが東京都港区の赤坂御用地でタヌキを救出したことがニュースになりました。御用地内をお一人で散策中に、ケガをしているタヌキを1月に1匹、2月にも1匹発見されたそうです。それぞれ動物病院に運ばれて治療を受けたところ1匹が回復したのです。

 

タヌキの飼育には法的な制限がありますが、手続きを踏んで、当時のお住まいだった東宮仮御所で元気になるまで一時保護されることになりました。当時、愛子さまは7歳。タヌキを救ったお母さまを誇らしく思われたことでしょう」(前出・皇室担当記者)

 

皇室番組を長年手がけてきた放送作家・つげのり子さんは、雅子さまと、赤坂御用地に出没していたタヌキについてこんなエピソードを教えてくれた。

 

「こちらはタヌキを助けられたときより前のお話かもしれません。雅子さまのご友人が『(犬の『ピッピ』と『まり』の)ほかに何か飼っているの?』と尋ねたとき、雅子さまはちゃめっ気たっぷりに『タヌエさんとタヌコさん』とお答えになったそうなのです」

 

愛子さまにとっても動物たちは“家族同然”のようだ。そして家族はいっしょに住むメンバーだけにとどまらない。

 

「愛子さまが幼いころから乗られれていたのが馬の『豊歓(とよよし)号』です。両陛下が中東を訪問された際に、オマーン国王から贈られたアラブ馬『アハージージュ』の子供でした。

 

豊歓号は’22年末に栃木県の御料牧場で生涯を終えましたが、愛子さまは非常に悲しがられたそうです。その半年後の’23年4月、ご一家で御料牧場に滞在された際には、豊歓号のお墓参りもされています。

 

ご滞在中には子牛の誕生にも立ち会われ、生まれる直前に虹が出たことから愛子さまが『レインボー』と名付けられました。レインボーとは昨年に再会され、その写真を宮内庁が公開しています」(前出・皇室担当記者)

 

愛子さまゆかりの馬には「本勇(もといさむ)号」もいる。御料牧場で生まれた本勇号は、いまは神馬として伊勢神宮で活躍しているという。

 

「送り出されるときには、両陛下と愛子さまが皇居内の厩舎を訪れ、にんじんを与えられたり、『がんばってね』と励まされたりしたのです」(前出・皇室担当記者)

 

前出のつげさんが、本勇号の“その後”について教えてくれた。

 

「本勇号は、御料牧場で訓練を受け、昨年の2月14日に、神馬になるための儀式『御馬牽進式(みうまけんしんしき)』を受けて、正式に神馬となりました。

 

本勇号はふだんは内宮近くにある神馬休養所にいますが、体調がよいときには神宮に来ているそうです。昨年3月に愛子さまは、伊勢の神宮を参拝していますから、再会されていると思います」

 

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