1月2日、皇居・宮殿で新年一般参賀が行われ、天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻をはじめ、秋篠宮ご夫妻や愛子さまら皇族方がお出ましになった。
一般参賀では、皇室の方々が手を振って参賀者の祝賀に応じられるのが基本的な形式だが、今回はそれ以外の珍しいお姿も見受けられたと皇室担当記者は語る。
「5回にわたる新年一般参賀のお出ましのうち、3回目での出来事でした。宮殿のベランダにお立ちになってから3分ほど経ったあたりから、佳子さまが参賀者が大勢集まっている東庭前方の中央付近をしきりにご覧になっていたのです。すると、そちらにお身体を向けて、胸の前の左手に向かって右手を降ろしていくような仕草を数回繰り返されたのです。これは手話で、“ありがとうございます”を意味します。
そしてベランダから退出される際には、紀子さまも佳子さまと同じように会場の中央付近にお体を向け、“ありがとうございます”と手話で挨拶されたのです」
大学生時代から手話を学び、聴覚障害者支援や手話の普及などに関するご公務に長年携われてきた紀子さまの影響を受け、佳子さまも同じ分野でのご公務に臨まれてきた。さらに佳子さまは2021年に全日本ろうあ連盟に非常勤嘱託職員として就職し、非常に高いレベルの手話を用いられることで知られている。
それにしてもなぜ、新年一般参賀で紀子さまと佳子さまは手話で挨拶されたのだろうか。宮内庁関係者はこう話す。
「東庭の中央付近、ベランダに向かって左側のあたりには、『手話通訳エリア』が配置されています。2017年12月の天皇誕生日の一般参賀で創設され、天皇陛下のおことばや場内アナウンスの手話通訳が見えやすいようになっています。
佳子さまはそのエリアで、手話で声援を送ってくれた方やお知り合いの方をご覧になり、それで手話で“ありがとうございます”と返答なさったのでしょう。退出時に紀子さまが同じように挨拶されていたのは、きっと佳子さまが紀子さまにその場でお伝えになったからだと思います。それにしても一般参賀で手話を用いて会話されるという光景には心温まる心地がしますし、お話しになった方も驚いたでしょう」
一般参賀では、マイクを通しておことばを述べられる天皇陛下を除いて、皇室の方々のお声は聞こえない。宮殿のベランダに設けられたガラスを越え、手話で参賀者と心を通わせたことを、紀子さまと佳子さまはきっと喜ばれているはずだ――。
画像ページ >【写真あり】31歳の誕生日を迎えられた佳子さま、赤坂御用地にて(他13枚)
