■けがによるご執務への影響を懸念されて
なぜ陛下はそこまでのご覚悟を固められたのか。この宮内庁関係者が続ける。
「理由の1つ目はお時間。陛下としては、できる限りの時間を宮中祭祀、御所でのご執務、外出してのご公務やその準備などにも割きたいとお考えなのでしょう。
2つ目は警備上の理由。皇太子殿下というお立場と、天皇陛下というお立場では警備体制が異なります。“周囲にも気を使わせてしまう”と、管弦楽団の練習や演奏会への参加も遠慮することにされたのではないでしょうか。
そして3つ目が、ご執務への強い責任感です。新たに成立した法律や政令、条約は陛下による書類への署名・押印がなければ正式に発効されません。そういった国事行為の数は、令和6年には1033件にも上っています。
万が一にも登山やスキーでけがをしてしまい、その結果、ご執務が滞ることになってはならないとお考えなのだと拝察しています」
そんな陛下の“禁欲的すぎる生活”を雅子さまや愛子さまも強く心配しているという。
「雅子さまは、いっしょに皇居内を散策されたり、陛下のジョギングに自転車で伴走されたりと、できるだけ陛下に付き添うように心がけていらっしゃるそうです。
また昨年12月には新国立劇場のバレエ公演にご一家3人でお出ましになりましたが、雅子さまと愛子さまも、“陛下にリラックスしたひとときを過ごしていただきたい”と、お考えなのだと思います」(前出・皇室担当記者)
ご婚約時代から数えると、今年2月14日に34回目のバレンタインデーを迎えられる天皇陛下と雅子さま。その絆はいまも強まり続けている。長年皇室番組を手がけている放送作家のつげのり子さんは次のように語る。
「天皇陛下と雅子さまの仲むつまじいご様子は、数えきれないほど拝見してきました。そのなかでも特に印象に残っているのは、’23年4月の御料牧場でのご様子です。桜を見ようとした両陛下の頭がぶつかってしまったとき、雅子さまが『ごっつんこ』と、一言もらされ、お二人で笑い合われていた場面です。
また今年も、陛下のお誕生日が近づいてきましたが、お誕生日に際しての会見ではいつも、『私と雅子は』『雅子と一緒に』『雅子と共に』というように、雅子さまのお名前を何度も繰り返されます。ご成婚から33年目のいまも陛下にとって、雅子さまが“最愛の人”であり続けていることが、強く伝わってきます」
