《宮内庁も警戒》皇室典範・養子縁組案が加速のなか皇室に再接近する「旧宮家当主」、過去には天皇陛下を怒らせた“因縁”も
画像を見る 第57回現代女流書展へ。愛子さまのご将来は国民の関心事だ(写真:JMPA・右:2025年1月27日/左:2026年3月2日)

 

■旧宮家4家のうち注目集める賀陽家

 

戦後の1947年、皇籍を離脱した旧11宮家のうち、久邇家、東久邇家、賀陽家、竹田家の4家に、未婚の男系男子がいると、昨年4月の与野党協議で示されている。

 

「4家に養子の候補となる未婚の男性がいることが国会の議論で明示されたのは初めてでした。さらに、11宮家の皇籍離脱前の皇位継承順位が最も高いとされたのが賀陽恒憲氏だったこともあり、旧宮家の中でも賀陽家が“皇室に近い”として、動向が報じられてきたのです」(宮内庁関係者)

 

皇室の近現代史に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう話す。

 

「特に賀陽家が注目された背景には、現在当主を務める賀陽正憲氏の2人の子息の存在が大きいといえます。1996年生まれの長男、1998年生まれの次男は、ともに早稲田大学を卒業、2人とも現在は会社員だと聞いています。2001年生まれの愛子さまよりもいくつか年齢は上ですが、同世代にあたり、かねて注目を集めてきたのです」

 

当主の正憲氏は、天皇陛下と学習院初等科以来のご学友だ。

 

信託銀行勤務を経て、2000年に宮内庁に転職。その後は外務省に出向し、在デンマーク大使館勤務などを経て、同省に在籍していた。前出の宮内庁関係者は、正憲氏の近況についてこう明かす。

 

「外務省を退職後の現在は旧華族の親睦団体・霞会館に週に一度程度足を運んでいるそうです」

 

霞会館とは、戦前の華族会館を前身とし、戦後華族制度が廃止されて以降も、華族に列した家の交流の場となっている組織だ。

 

「現在は一般社団法人となり、旧華族の家の当主と直系の息子を会員とする社交クラブとなっています。皇族も名誉会員となっており、新年に交流する慣例があったほか、会員には天皇家や皇族と姻戚関係を持つ家もあり、日常的に皇室と接している方々がいる団体といえます」(前出・小田部さん)

 

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