■ご旧友の周囲には保守派の影が……
前出の皇室担当記者によれば、霞会館の会員は、皇室を守るという意識が強い“旧華族の砦”のような存在だという。
「昔から“藩屏”ともいわれますが、皇室を支え、守るという意識が強い会員が多い印象があります。天皇皇后両陛下が2年前に150周年式典に参列されていますが、皇室の方々とメンバーとの交流が続いてきました。
しかし多くの会員は、日常的に霞会館に出入りしてはいません。記念式典にもいらっしゃらない方もおり、旧公家の方々が列する『堂上会』の会員も、そういった関わり方だったと聞いています。
現在は、昭和天皇の孫に当たり、東久邇家出身の壬生基博さん(76)が代表理事を務めています。定期的に足を運んでいる正憲さんが、将来的に代表理事の職に就くのではないかという声も聞きます」
本誌は正憲氏に取材を申し入れるため、霞会館に電話で問い合わせた。すると担当者は、
「いつ来るかは、こちらではわかりません。もともと会員でいらっしゃって(霞会館内の)委員にはなっていらっしゃいますが、(職員として)勤務しているわけではないです」
と答えた。職員ではないが、足しげく通っている様子が窺える。
皇室を支える組織であるとはいえ、正憲氏が関係を深めている状況に、両陛下は複雑なお気持ちを抱かれていると、前出の宮内庁関係者は指摘する。
「宮内庁に転じた当時、両陛下の将来の侍従候補と期待されていました。しかし当時皇太子だった陛下が、“旧友を部下にできない”と固辞されたと伝わっています。
その背景には“職場内での言動が陛下のお怒りを買われた”“雅子さまが正憲氏の着任を忌避された”という経緯があったといわれています。“人格否定発言”を除いて、陛下がお怒りを見せたという話は聞いたことはなく、職員も何があったのか首をかしげていました」
陛下との因縁があるといわれてきた正憲氏。霞会館への参画を通じて、皇室に再び接近していることに雅子さまも悩まれているのではないかと、前出の宮内庁関係者は続けて話す。
「正憲氏は外務省退職後、以前より人柄も丸くなったという評判を聞きます。しかし一方で、男系男子による皇統の堅持を掲げる保守派の学者と親しく交流しているという話も囁かれており、それを危ぶむ宮内庁職員もいます。
なぜなら、保守派の政治家や学識者の中には、“愛子さまと旧宮家の男系男子の結婚”というシナリオの実現を目指す動きもあるからです。そしてその有力候補は、正憲氏のお2人の子息だと目されてきました。2023年には愛子さまとの“お見合い”報道があり、最近も一部メディアが“愛子さまのお相手は賀陽家の子息がふさわしいのではないか”と報じています。
しかし両陛下は愛子さまに、“将来の結婚相手と幸せに出会い、人々からの祝福を受けてもらいたい”と心から願われています。“政略婚”ともいえる動きには、断固反対されると思います」
陛下のご旧友を軸に、いっそう広がりかねない保守派の蠢動。雅子さまのご憂慮が深まらないことを祈るばかりだ。
画像ページ >【写真あり】皇室に再接近している旧宮家(他16枚)
