■愛子さまは“防災”をライフワークに
今夏は、7月末に発生した熊本地震、8月中旬に発生した千葉豪雨、そして列島各地で頻繁に発生する線状降水帯による大雨被害……。あらゆる国民にとって災害が人ごとではないからこそ、両陛下や愛子さまが訓練の模様を公開された意義があると、放送作家・つげのり子さんは語る。
「一般の人でも心がけさえすれば、最小限のことから始められる防災のあり方を示されたようにも思います。緊張感の中にもにこやかに消火訓練などに臨まれる天皇ご一家のご様子は、小さな取り組みを通じて防災意識が育まれることのお手本を示されたと感じました。
なによりも昨今、国民からの声望が高まっている愛子さまが防災に関するご公務に力を注がれている意義は大きいでしょう。災害大国といわれる日本に暮らす人々の間に防災の大切さが、老若男女問わず広がることにつながっているからです」
愛子さまは大学ご卒業後に日本赤十字社(以下、日赤)にご就職。青少年・ボランティア課のお仕事を通じて、災害の苦難に直面した人々に対してどのように手を差し伸べることができるのか、日々思いを巡らされてきた。天皇家に近い宮内庁関係者はその背景を明かす。
「愛子さまにとって“防災”は、すでにライフワークの一つに位置づけられているといえます。
日赤の部署でのお仕事の中には、災害ボランティアの育成といった業務もあります。毎夏、全国から集まる代表者向けのセミナーや研修会を開催しており、実際に被災地で活動したボランティアのケーススタディや、そうした経験から“どのように備えるべきか”といった知見に接する機会を、愛子さまは非常に多くお持ちなのです。
ご公務では、昨年5月には世界災害救急医学会へご臨席。また昨年9月には新潟県で開催された『防災推進国民大会2025』に臨まれています。この防災推進国民大会は今年も10月中旬に鳥取県で開催される予定で、愛子さまも参加に前向きなお気持ちを示されているそうです。お仕事で得た知識を公務で生かし、より問題意識を磨かれていったようにもお見受けしています」
