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「見た目年齢は、顔より髪で決まる」などというが、年齢を重ねても豊かなツヤ髪を保つのは、思いのほかむずかしい。

 

女性は更年期以降、白髪や薄毛、パサパサ髪などの髪悩みが増えてきます。原因はおもに2つ考えられます。ひとつは女性ホルモン『エストロゲン』の減少です。エストロゲンには肌や髪に潤いとハリを持たせる重要な役割がありますから、減少すると髪の毛の質が変わってしまいます。もうひとつは髪に栄養を運ぶ毛細血管の血流悪化です。血流が悪くなると、髪を育てて黒く保つための栄養が不足して白髪が増えるといわれています」

 

そう話すのは、理学療法士で登録者数20万人超の「関節トレーニングチャンネル 笹川ひろひで」を運営する笹川ひろひでさんだ。

 

ためしに、頭皮のセルフチェックをしてみよう。両手をパーに開き、指先を側頭部の頭皮につけて、頭皮を前後に動かしてみてほしい。

 

「よく動くなら、頭皮の血流は問題ありません。反対に、頭皮が動きにくいと感じる方は、血流が滞っている可能性があります」(笹川さん、以下同)

 

血流は改善できるのだろうか?

 

「よく頭皮マッサージがよいといわれますが、私は体の外側からの刺激より、筋肉を動かしたほうが効果的だと考えています。頭の筋肉につながる首や肩甲骨まわりの筋肉を動かす『招き猫体操』で血流は改善します。髪悩みも解消できますよ」

 

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