60代からの病気とお金年表 貯金1000万円では10年も持たない!
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■70歳以上のリアルな資産保有額は460万円

 

■70〜74歳

 

病気:心筋梗塞・脳梗塞になる人が急増する【※3】
お金:貯金が底をつき、医療費が家計を圧迫する【※4】

 

【※3】重篤な病気や後遺症を避けるため血管のアンチエイジングを!

 

血管が詰まったり破れたりして組織がダメージを受けた状態で、心臓で起こると心筋梗塞、脳で起こると脳梗塞。

 

「日本人の4人に1人がこの病気で亡くなっています。高血圧、肥満、糖尿病などがそのリスクを高め、『患者調査』によると70歳以降、発症率が増加していきます。緊急の治療を要し、どちらも重い後遺症に見舞われることも」(室井さん)

 

禁煙、塩分や糖分の制限、飲酒のコントロール、適度な運動により、血管年齢の若さを保つこと。

 

【※4】治療や介護が必要な場合1,000万円あっても10年もたない…

 

「70歳以上のリアルな資産保有額は460万円です。総務省の家計調査報告書(’19年)によると、夫65歳以上、妻60歳以上の無職世帯の可処分所得は約21万円。一方で支出は約24万円なので、月3万円、年間36万円の赤字になります」(横手さん・以下同)

 

年金をあてにした生活では、12年前後で資産460万円は底をつく。

 

「少しでもゆとりある生活となると、月36万円の生活費が必要。月15万円の赤字額になり、3年ももたずに老後資金は枯渇します。この先、医療費と介護費が一気にのしかかってくるため、70歳時点で1,000万円の現金があっても、10年もちません……。現金以外の有価証券や保険など今ある資産は、今のうちに棚卸しする選択肢も。病気や介護に備えましょう」

 

50歳以降は病気と医療費との闘い! 今すぐそなえて穏やかな老後を迎えよう。

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